2012年12月14日(金)、アメリカ合衆国・ワシントンD.Cの新聞紙「ワシントン・ポスト」に、幸福の科学グループの意見広告が掲載されました。

“An Open Letter to President Obama and the United States”(オバマ大統領とアメリカ合衆国へのオープンレター)と大きく書かれた全面広告では、幸福実現党が日本で「日米同盟の強化をし、手を取り合って世界の自由を守らなければならない」と訴えていることを知らせるとともに、「神と、神の正義を信じるという『アメリカの心』を忘れないでください」「アメリカの使命は、皆様の先祖や国家建設の理念を思い出すことなのです」と伝えています。

以下、記事全文をご紹介します。

オバマ大統領とアメリカ合衆国へのオープンレター
ともに立ち上がり、中国の拡張と世界征服の野心と戦おう

親愛なるアメリカ合衆国の人々へ、日本の友人たちからのご挨拶です。このよき季節に、皆さんの平安、喜びを心からお祈りいたします。この12月、人々はクリスマスやハヌカー祭を始めとする宗教行事を通じて、アメリカの建国理念である信仰に思いを馳せます。

そんななか、皆さんの社会から宗教を消し去ろうとする勢力が現実にあり、特にクリスマスの季節にその事例が顕著になります(※)。そして、そのような勢力がアメリカから宗教を追い出そうとしている間にも、中国のような他の無神論者たちや無神論国家は、もっと大きな目標に向かって突き進んでいます。

この世界には2種類の国家があります。1つは、神を信じ、人権の根拠である神性を信じる人々の国であり、もう1つは、神を否定し、個々人の人権など意に介せず、経済発展だけを追い求める国です。中国や北朝鮮は、物質的な経済的発展と国家の拡張のみを求めていますが、そういった国は必ずや軍事行動を起こすでしょう。神を愛する国や人々のなかで、このような事態を望む者はいません。

2012.12.14 The Washington Post

他の多くの国々と同様、アメリカもまた経済問題を抱えていますが、それだけに目を向けるのではなく、今、無神論国家が見せている拡張欲を注視しなくてはなりません。というのも、現在、合衆国も、議会も、大統領も、世界の未来や自国に対する明確な長期ビジョンを持っているようには見えませんが、無神論国家は、2050年までに世界を征服するという明確なビジョンを持っているのです。

もともとアメリカは、236年前、真の繁栄は神から来る(独裁者からでも専制君主からでもない)と知っていた信仰ある人々によって建国されました。皆様方の祖先は、神への信仰を通して、自分たちが神の正義のもと、豊かに暮らせることを知っていたのです。

アメリカの親しい同盟国である日本もまた、神によって護られてきた国です。両国は友好関係を通して数多くの恩恵に浴してきましたし、何十年もの間、私たちは日米安全保障条約によってつながってきました。現在、日本の尖閣諸島を巡る問題が焦点となっていますが、先日、アメリカ政府が、尖閣諸島が日米安全保障条約の適用対象であることを明記した修正案を可決したことに、私たち日本人は心から感謝しています。

12月16日、日本では衆議院議員選挙が行われます。日本の宗教政党、幸福実現党は、日本の人々に以下のメッセージを伝えています:アメリカと日本は、同盟関係をさらに強化し、手を取り合って無神論国家の拡張策に対抗し、世界の自由を守らなければなりません。これこそが、神の正義と繁栄を実現する道です。

私たち日本人は、友人であるアメリカの人々に対しても伝えたいことがあります。どうか、アメリカの心を忘れないでください。アメリカの心とは、神と、神の正義を信じる心です。それは、正義の名のもとに行動し、よりよい世界をつくることです。アメリカの使命は、皆様の先祖や国家建設の理念を思い出すことなのです。

アメリカよ、アメリカであれ! その時、多くの国々が、アメリカに続くでしょう。

幸福の科学グループ

(※)最近、アメリカでは、ある州知事がクリスマスツリーをホリデーツリーと呼ぶように働きかけを行ったり、一部の団体が、学校やコミュニティーでのクリスマスキャロルの唱和を阻止するように裁判所に働きかけを行ったりするような事例が出てきており、ニュースでも取り上げられるほどの社会問題になっています。