2017年5月、急性大動脈解離(きゅうせいだいどうみゃくかいり)を発症したKさんは、9時間に及ぶ手術の間に、自分の肉体を抜け出すという不思議な体験をしました。Kさんが見たあの世の世界とは―。
K・Aさん(青森県)
月刊「幸福の科学」372号より転載・編集

体験談三途の川から生還!

突然の胸の痛み

2017年5月初旬のある夜。私は突然、心臓を火箸(ひばし)で刺されたような激しい痛みに襲われ、近くの病院の夜間診療に駆け込みました。
しかし検査の結果は「異常なし」。そのまま帰宅したものの、心配した妻に勧められ、後日、別の病院で精密検査を受けたのです。

「これは大変だ。動脈が裂けていますよ!しばらく入院して治療しないと―」
「ええ! そんなに悪いんですか?」
医師によると、心臓に近い動脈の内側にいくつも亀裂が走り、それが痛みの原因になっているということでした。 

(困ったな。重要な仕事が残ってるんだよな。俺がやらないと、迷惑かけるし……)

私の仕事は、工事で使用する爆発物の管理責任者です。その時期は、釜石のトンネル掘削工事の最中で、どうしても抜けられない仕事が残っていたのです。

しかし、幸いなことに、入院後の治療によって病状が安定し、3日ほどで胸の痛みは消えました。そこで医師に事情を説明し、何とか現場に行けるように頼んでみたところ、往復の運転を娘や妻に任せることを条件に、3日間の外出許可をもらえたのです。

病状が悪化し、緊急手術に

釜石での仕事を終えた私は、3日後に病院に戻り、MRIをとりました。すると……。
「Kさん! 動脈の内側がはがれてますよ。すぐに手術しないと……」

この数日間で病状が急変し、致死率の高い急性大動脈解離という病気に進行してしまったそうです。その病院では処置できないため、私は救急車で、弘前(ひろさき)市にある大学病院に移送されました。

(なんだなんだ。まったく痛くないけど、そんなに悪いんかなぁ?)
危機感のない私とは対照的に、あわただしく手術の準備をする医師たち。私は衣服を脱がされて、麻酔をかけられると、次第に意識が遠のいていったのです……。

肉体を抜け出し“自分”を見る

三途の川から生還!臨死体験で見たあの世の世界【体験談】

どれくらい経ったでしょう。気がつくと私は手術室にいて、体中がジワーッと温かく、心地よい感覚に包まれていました。
(うん? 一体なんだろう……)
見ると、手術室の天井から、砂金のようなものがシャワーのように降り注ぎ、手術台に寝ている私の体を包んでいるのです。

(なんだろう、この金色のは? なんだかすごく気持ちがいいなぁ……)
すると次の瞬間、私は、手術台から2、3メートルほど浮き上がってしまいました。
(う、うわ⁉ なんだこれ)

眼下には、白い術衣を着た5、6名の医師や看護師が、手術台に横たわる私の体を手術しているのが見えます。不思議なことに、彼らの背中には白い羽が生えており、看護師の羽は時折フワフワと動いていました。手術されている私の胸のあたりは、金色に光っています。よく見ると、その周りで、西洋の絵本に出てくるような、小さなヒト型の“妖精”が飛び跳ねているのです。

(不思議な光景だなぁ……。これってよく言う、臨死体験の一種なのかな?)
こうした不思議な光景を目の当たりにしながらも、私は、取り乱したり恐怖を感じたりはしませんでした。

きっと、10年ほど前から幸福の科学の書籍を読み、「人間の本質は霊(魂)であり、魂としての自分が肉体に宿ってこの世で生活している」ということや、「手術中に、魂が肉体を抜け出すことがある」という教えを学んでいたため、不思議な体験を冷静に受け止められたのだと思います。

「これが、三途の川……?」

しばらくすると急に景色が変わり、私は心地よい風に吹かれながら、広々とした草原に立っていました。
(おや、ここは……?)
目の前には、川幅がゆうに百メートルを超える広大な川が流れており、向こう岸には色とりどりの花が咲き乱れる花畑や、幾重(いくえ)にも連なった山々が見えます。

(なんて美しいところなんだろう……) 
ふと見ると、その川には幅が何十メートルもあろうかという、真新しい白木で造られた巨大なアーチ型の橋が架かっていました。
(ひょっとして、ここが三途の川なのか?)

その場所はとても明るく、柔らかな日差しがさんさんと降り注いでおり、私は、今まで感じたことのない安らぎに満たされました。

また、そこでは不思議なことに、「あの花畑に行ってみたい」と思った途端、その場所にパッと“瞬間移動”してしまうのです。
(「霊界は思いの世界」と学んでいたけど、本当にその通りだ!)

私は夢中になって、川辺の周辺を移動しながら散策しました。しかし、どこに移動しても、私以外には誰もいません。よく、「三途の川では、先に亡くなった両親や友人が迎えに来る」と言いますが、人っ子ひとりいないのです。

(景色はきれいだけど、俺しかいないのは、ちょっとつまらないなぁ……)
そう思った瞬間、急に後ろにスーッと引っ張られるような感覚があり、急速に意識が薄れていきました―。

ニーズが高い「霊界の話」

次に、私が意識を取り戻したのは、集中治療室のベッドの上。手術後、半日ほどが経過していました。担当の看護師が、私の手術は、心臓の大動脈を人工血管に入れ替え、複数の動脈にバイパスを通すという大掛かりなもので、9時間もかかったと教えてくれました。

「Kさん、手術中に一度、心臓が動かなくなって危なかったのよ。先生が電気ショックを4回もやって、ようやく生き返ったんだから。本当によかったわね」

(そうか。三途の川に行ったのは、きっと心臓が止まった時だったんだ。まだ“お迎え”が来なかったということは、この世での使命が残ってるってことなんだろう……)

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私の体には、開胸の際にできた30センチ近い傷をはじめ、大きな手術痕が7カ所もできていましたが、なぜか、触っても叩いても全然痛くありません。介助も必要なく、2週間で退院できて、医師たちも驚いていました。

(きっとこれは、神仏のご加護をいただけたに違いない。これからの人生、少しでも神さまにご恩返しできる生き方をするぞ!)

職場に復帰すると、同僚たちが心配して声をかけてくれました。
「Kさん、心臓の手術したって聞いたけど、体は大丈夫なのかい?」
「迷惑かけて悪かったなぁ。もう、全然大丈夫だ。実は俺、その手術中に1回死んで、あの世を見てきたんだよ」

「ええ! 本当かい?」
私は折に触れて、自分の臨死体験を、同僚たちや仕事で出会う人たちに話しました。

「ほぉー、そうなんか。でも、三途の川まで行っちゃうなんて、怖くなかったんか?」
「それが、全然怖くないんだよ。むしろ、あの世にいると心がとっても安らいで、本当に幸せなんだよなぁ」

「へぇー、そんないい世界なんか。話してくれてありがとな。俺もちょっと、死ぬのが怖くなくなった気がしてきた」
私の話を聞いた人たちは、心なしかホッとした明るい表情になり、異口同音に「聞いてよかった」と言ってくれました。
(やっぱり皆、本当は、あの世のことを知りたいと思っているんだなぁ)

私は幸福の科学の教えを通して、「死ねば終わり」だと思い込んでいる人は、死後、自分が霊になったことが理解できずに、地上で迷い続けて不成仏霊になったり、縁ある人に不幸を起こす悪霊になってしまうことも多いと知りました。

世間では、悪霊の障(さわ)りを心配してお祓(はら)いなどを受ける人も多いですが、そうした悪霊を増やさないためにも、生きているうちに「死んだらどうなるのか」をきちんと知っていただくことが大切だと感じています。

実際にあの世を垣間見てきた者として、これからも、1人でも多くの方に、幸福の科学の教えを伝えていきたいです。

(※ 右上の写真は、出張の荷物に必ず幸福の科学の書籍を入れ、出会った方に献本する準備をしている様子。)

書籍で学ぶ臨死体験が示すもの

『信仰のすすめ』(大川隆法 著/幸福の科学出版)第2章 死後の世界について/3 臨死体験が示すもの/「三途の川」を渡る場合と渡らない場合メッセージ

「三途の川」を渡る場合と渡らない場合

人が死ぬ間際に、よく家族や親族などが呼び寄せられますが、あれは、実は「まだ逝くな」と引き止めるためでもあるのです。間に合った場合には、逝かずに戻ってくることがあるわけです。

お通夜の段階でも、この世に帰ってくる人が、昔から、ときどきいます。お通夜の段階では、まだ逝っておらず、霊子線がつながったままで、ふらふらしているので、「まだ、この世に使命がある」と強く言われると、戻ってくることがあるのです。

川の向こうから来た親族に、「おまえは、来るのはまだ早い」と言われる場合もあります。亡くなったお父さんやお母さん、おじいさんやおばあさん、兄弟などから、「おまえが来るのは、まだ少し早いのではないか。もう少し、地上で頑張れ」と言われるのです。

本人は、安らいでいるので、「あちらへ行きたいな」と思うのですが、亡くなった身内に、「おまえは、地上での仕事がまだ残っているから、来てはいけない」と言われて戻る場合があるわけです。

あるいは、「こちらへ来い」と招かれて、ついていこうとしたときに、後ろから呼び止められて、振り返ると、この世へ戻っているという場合もあります。
また、ちょうど三途の川を渡りかけているときに、この世で、タイミングよく、荒っぽい医者が来て、その医者に、頬をパシパシッと激しく叩かれ、「頑張れ。まだ死んでは駄目だ。帰ってこい」などと言われて、戻ってくることもあります。もう少しで逝く寸前のときに、タイミングよくバシバシやられて、戻ってくるのです。

この世に戻ってくると、急に体に激しい苦痛を感じて、「しまった」という気持ちになります。
そのようなかたちで、あの世へ行かずに帰ってくる人もいます。
この世に帰ってくる人のなかには、「あの世の話を伝える」という使命がある人もいれば、この世での仕事がまだ残っていて、あの世に還る時期ではない人もいます。

しかし、どうしても生命を維持できず、予定した人生を全うできない場合もあります。事故などで体の損傷があまりにも激しい場合には、戻ろうとしても戻れないことがあるのです。戦争などで近くに爆弾が落ちたときなどには、戻ってこようにも体がありません。

そういうときには戻れないのです。
したがって、戻れる可能性があるぎりぎりのところで、「帰ってこられるかどうか」という問題があるのですが、三途の川を渡ってしまった場合には、それで終わりです。あの世の人に導かれて、次の世界に入っていくことになります。

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