5月12日(土)より、映画「さらば青春、されど青春。」が全国の映画館にて上映されます。「額田美子」役を演じる千眼美子さんに、映画の魅力を聞きました。
(※本記事は小冊子「ヤング・ブッダ」5月号(No.173)より転載・編集)

使命って探究して、発見して、覚悟を決めて……の連続だと思うんですよね。

千眼美子スペシャルインタビューも!映画「さらば青春、されど青春。」物語を読み解くポイント紹介‗01

千眼美子スペシャルインタビューも!映画「さらば青春、されど青春。」物語を読み解くポイント紹介‗02

額田美子役・千眼美子せんげんよしこ
本名・清水富美加。1994年生まれ。13歳でデビュー。「仮面ライダーフォーゼ」、NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を集める。2017年2月に幸福の科学へ出家。ARI Productionに所属し、女優・タレントとして幅広く活動している。
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Q. 「さらば青春、されど青春。」はどのような映画ですか?

「使命」というのがテーマの作品だと思います。

使命感って、普通に生きていても、持てないことのほうが多いと思うんですよね。
でも、主人公の中道真一ちゅうどうしんいちさんはそうじゃなくて。多くの人を幸せにしようという思いを持って、そのために生きようとする人で。「そういう男の人って、すごくカッコイイんだぞ!」ということを教えてくれる映画だと思います。

また、それを支えようとする額田美子さんを通して、「真の意味で愛するとは何か」を教えてくれる作品でもあると思います。

Q. 額田美子という役柄を演じた感想をお聞かせください。

額田美子という役は、とっても難しい役でした。ある海辺のシーンで、彼女が自分の思いのまま行動するかどうか選択を迫られる場面があるのですが、彼女は私だったら絶対しない行動をとるんです。その時の彼女の心境が本番直前まで分からなくて。

心の中で、「お願いします、額田さんの気持ちを教えてください」って神様に何度も祈りました。そうしたら、本番10秒前くらいに分かったんです! 彼女の行動は、中道さんが使命を果たせるように、使命感を持ってとった行動だったんだなって。

いや~、自分とはまったく違う女性だなと思いました(笑)。仕事ができて、華やかで、理想的な女性ですよね。

Q. 主題歌「眠れぬ夜を超えて」を歌ってみてどうでしたか?

実は、台本よりも先に歌詞をいただいて。だから、役作りは歌詞の読み解きから始めました。この歌は、切ないけれど最後は相手の幸福を願う「希望の歌」だと思います。

もともと音楽は大好きなんですけど、お仕事で歌うのは初挑戦で。しかも、お話をいただいてから約1カ月後に東京ドームで披露することになったんです! プレッシャーはすごく感じましたけど、ワクワクした使命感みたいなものも感じました。

基礎的な発声方法からいっぱい練習して、周りの方に支えていただきながら無事に終えられました。CD・DVDも発売するので楽しみにしていてください。

Q. 千眼さんが考える「使命に生きる人のかっこよさ」とは何ですか?

やっぱり、自分のために生きていないところです。きれいごとではなくて、ほんとうの意味で人のために生きられるなんてなかなかできないですし。そのために自分の大事なものを捨てられる覚悟があるのは、すごく“ロックンロール”だと思います。

使命って、探究して、発見して、覚悟を決めて……の連続だと思うんですよね。私も繰り返し自分に問い続けて、神様のための選択ができる自分になりたいです。そして、真のロックンロール道に入りたいなと思います(笑)。

人には、一人ひとり使命があると思うので、映画を観ながら「自分の使命ってなんだろう?」と一緒に考えていただきたいと思います。ぜひ、何度でもご覧ください!

KEYWORD|物語を読み解くポイント

1 立志

幼少時から、「大切なものを全て犠牲にしてでも、やらなければならないことがある」と感じていた中道真一。心のうずきを温めて研鑽を積む姿に、さまざまな人が協力者となっていく。純粋で実直な真一の生き方は、現代人が忘れかけた大切なものを思い出させてくれる。

2 大悟たいご

1981年3月23日、午後。霊界からメッセージが降り、真一は自分の使命を自覚。ついに、大悟(大いなる悟りを開くこと)の瞬間を迎え、天上界の神々は、「この瞬間を待っておりました」と喜ぶ。映画に出てくる「イイシラセ」とは神の福音を予告したもので、「よいことが起きる」「新たな始まりがある」という意味がある。

3 梵天勧請ぼんてんかんじょう

真一の魂の秘密が垣間見えるのが、天上界の神々が「宗教家として人々をお導きください」と願うシーン。仏教用語では「梵天勧請」といい、神々が悟りたる者(真一)に対して、人々のために教えを説くことを勧めて請い願う。あの世でもこの世でも、真一以上の悟りを持つ存在はいないことを示している。

4 霊言

「日蓮である」―。真一は悟りを開くと、あの世の証明のために霊言集を出版する。霊言とは、あの世の霊などを呼び、その主張を語り下ろす神秘現象のこと。高度な悟りを開いた者に特有のもので、トランス状態になって意識を失い、霊が一方的に話す霊媒現象とは異なる。真一の悟りの高さが伺える場面。

5 降魔成道ごうまじょうどう

宗教家になるのか、それともこの世の出世や恋人との人生を選ぶのか。真一に、選択のときが来る。彼に忍び寄る影は、「ここまで来られたのは、誰のおかげだと思っている」と語り、「常識」を盾に真一に迫る。物語はいよいよクライマックスへ。魔を降(くだ)して悟りを開く「降魔成道」のシーンは迫力満点。