映画『美しき誘惑ー現代の「画皮」ー』脚本 大川咲也加インタビュー 宗教の王道として「心の中で考えていることが、その人自身なのだ」という真理を伝える作品

アメリカでも長い歴史を持つ映画祭の一つ「ヒューストン国際映画祭」において、大川咲也加副理事長が脚本を担当した映画『美しき誘惑―現代の「画皮」―』が「長編ドラマ作品部門 スペシャル・ジュリー・アワード」「アジア最優秀女優部門 ゴールド賞」「『ロシアン・アメリカン・ビジネス』誌 最優秀外国語映画賞」の3冠、歌唱・編曲を担当したキャンペーン・ソング「女の悟り」がミュージックビデオ・ボーカリスト部門ブロンズ賞を受賞しました。本作は、公開前から、楽曲と共に世界各国の映画祭で数多くの賞を受賞しています(4月23日時点で映画本編59冠、楽曲は「美しき誘惑」28冠、「女の悟り」27冠、「法力」6冠)。本作の脚本執筆、全7曲の楽曲の編曲、「女の悟り」歌唱を務めた大川咲也加副理事長が本作について語りました。

宗教の王道として「心の中で考えていることが、その人自身なのだ」という真理を伝える

――本作の制作がどのように決まったのか、お教えください。

もともとこの時期に作ろうとしていたのはほかの映画だったのですが、外見に騙される人があまりにも多すぎる世相を見て、大川隆法総裁先生が「女性が美しいだけで騙される男性がいるというのは永遠のテーマであるし、それを戒めるのは宗教の王道でもある」ということで、予定を早めて作ることになりました。

また、心を取り扱うのが本来の宗教ですので、「心の中で考えていることが、その人自身なのだ。もし、心が間違ったほうに向かっているのであれば、たとえ外見が美しくても、あの世に還ってから大変なことになるのだ」と諭す役割があるだろうと思います。

――「画皮」という言葉の意味をお教えください。

もともと「画皮」というのは、中国の古典『聊斎志異』に登場する妖怪的な存在です。美人の皮を一枚被って男性をたぶらかす妖魔なのですが、そういう存在が現代的に翻訳されるとどうなるかという意味を込めて、本作では、「現代の『画皮』」という副題がついているのだと思います。

女性だけではなく男の画皮もいます。顔やルックスがいいだけで女性を騙せると思っている男性や、言葉だけ取り繕えばいいと思っている男性は、芸能人や政治家にも、日常の知り合いのなかにもいますよね。

現代では外面だけ取り繕って、心の中では違うことを考えている人もいます。学歴、肩書など、表面的なことばかり気にして、心の大切さに気づかない人もいます。そういう方々も広義での「画皮」に当たるのではないかと思います。

本作は宗教にしかつくれない映画になっているのではないでしょうか。

幸福の科学の映画は、反省が深まり、心が浄化される

――本作の脚本は、どのように書かれたのでしょうか。

製作総指揮の大川隆法総裁先生も、今回はかなり時間をかけて原作を考えておられました。芥川龍之介先生や楊貴妃など十人くらいの霊人を呼んでお話を伺い、最終的には川端康成先生の霊言でストーリー案が降りてきたのです。

私自身も映画の脚本を何本か書いてきて、ある程度慣れた上で取り組んだのですが、参考霊言も大量でしたし、異性をたぶらかすお話という意味では苦手な分野でもあり、とても大変でした。いろいろなドラマや映画、小説を勉強し、人間観察をして、かなり試行錯誤しましたね。

――映画に登場する「妖魔」とは、どのような存在なのでしょうか。

妖魔の特徴は、「究極の自己中」といわれています。本作の舞子も、自分が若く美しくなるためには、異性からいくらエネルギーを吸い取ってもいいと思っています。周りの人からどんどん奪っていって、自分を美しく保ち、時には人を破滅させたとしても、それを全然悪いと思っていません。

ただ、妖魔はいかに美しくても、考えていることが醜いので、その醜さが炙り出され、「恥」をかかせることが一番の罰なのではないかと思います。


――妖魔的な人物が登場する映画やドラマはこれまでにもあったと思いますが、幸福の科学が制作した今回の映画はどういった点が違うのでしょうか?

総裁先生は研究材料としてホラー作品などもたくさんご覧になりますが、「題材として妖魔や悪人を取り扱ってもいいけれど、当会の映画では善悪の基準が入るため、従来の作品とは結論は違う。最後にどうなるかという結論の部分、行き着く先が大事」ということをおっしゃいます。やはり間違った方向に人を導いてしまう結論だと悪い作品になってしまうのではないでしょうか。

観ていて学びになったり、反省が深まり、心が浄化されたりするような作品を求める方には、心の探究をしている幸福の科学の映画作品をご覧いただきたいと思います。


――今回は、幸福の科学の精舎で撮影したシーンも多かったそうですね。

太郎が目覚める過程の心の動きを、分かりやすく見せるために、「地獄に堕ちないための反省法」の公案の一部を実際に使って心を見つめていくシーンや、人生の師から「あなたが『これだけは正しい』と思い込んでいるものの中に間違っているものがあったのではないですか」と諭されるシーンを入れました。

実際のところ、人生を好転させるには、自分の心を変えていくしかないので、リアルな幸福の科学の修行の一部をお見せすることができたのではないかと思います。

また、総本山・日光精舎や総本山・那須精舎、東京正心館など、当会の精舎がたくさん使われていますので、映画をふりかえりながら足を運んでいただければと思います。

映画と楽曲を通して、妖魔の哀しさ、心を磨くことの大切さを知る

――映画の楽曲に込められた意味をお教えください。

幸福の科学の映画作品は総裁先生の楽曲から出来ているところもあるので、関連する御説法や参考霊言と同じくらい大事だと考えています。

主題歌の「美しき誘惑」は、妖魔が説得されていくときの「そうは言っても私、愛されたかったのよ!」という、改心する直前の叫びのようなイメージです。妖魔の本心と幸せになれない哀しさが表れています。

キャンペーン・ソングの「女の悟り」は主題歌と真逆で、凪いだ湖面に満月が映っているような、静寂なイメージの歌です。外見にとらわれている人や外面だけを取り繕っている人たちにもメッセージが届くように、心を込めています。

最後のほうの「せめて心を磨いて、鏡のように正しく映し出すことよ。」という歌詞は、私自身のテーマでもあります。昨年、出版した『心を磨く』という著書も、この歌を練習した後でしたので、題名はこの歌詞から取らせていただきました。

イメージソングの一つである「法力」という曲は、太郎の過去世である高僧が妖魔と戦うときの心構えを歌っています。実際に妖魔を打ち倒す「法力」を持つイメージで、「女の悟り」と同じような、大事な歌として作らせていただきました。

――映画を楽しみにしているみなさんに、メッセージをお願いします。

今回は、「女の悟り」や「美しき誘惑」が海外でも評価を受けているので、「外見にとらわれてはいけない。心が大事だ」ということや、「人をたぶらかしてはいけないし欲望によって悪いものを引き寄せてはいけない」ということなどは、世界的にも通じるテーマだと改めて実感しています。

やはり、当てはまらない部分がないという人はいないと思うので、自分の心や、人間関係を考える意味でも、ぜひ、日本だけではなく海外の方も含めて、多くの方に観ていただけたらと思います。

公開に先立って小説も発刊させていただきました。小説では、付加価値として、舞子が何を考えているかを書いてます。

映画では怪しげな微笑みしか見えませんが、この行動をしたときはどういうことを考えていたのかという、画皮の“皮”が剥がれた後の心の動きを書かせていただきました。

また、太郎と舞子のその後が気になる方にもお楽しみいただければと思います。

本インタビューは、『美しき誘惑-現代の「画皮」-』公式ガイドブック、「Are You Happy? 」2021年5月号の記事を抜粋し、加筆・再編集したものです。

映画『美しき誘惑ー現代の「画皮」ー』2021年5月14日(金)公開

あなたの隣にいるその人も、妖魔かもしれない。

大川隆法総裁の製作総指揮・原作の映画『美しき誘惑―現代の「画皮」―』(脚本・大川咲也加副理事長)が2021年5月14日(金)に劇場公開されます。
現代社会では男性も女性も、人を見るモノサシが「外見」に偏っていないだろうか。まさに「皮一枚」の表層に惑わされ、本当の美しさや自分自身の本当の価値さえ見失っていないだろうか。そんな思いから作られた本作。
誰もが一度は耳にしたことがある「九尾の狐」の伝説。その伝説をモチーフに、現代社会を掛け合わせた実写作品は、本作が邦画史上初といえます。まさに唯一無二ともいえる映画が、この令和の時代に誕生しました!

Movie

Music

Content

PICK UP

『秘密の法―人生を変える新しい世界観―』
幸福の科学紹介映像(2020年エル・カンターレ祭ver )
映画『美しき誘惑-現代の「画皮」-』特報【2021年5月14日(金)ROADSHOW】