人の気持ちがわかるには―大川隆法総裁 心の指針203―

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大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の布教誌月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。

月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2021年11月号でもご覧いただけます。

今月の「心の指針」では、「人の気持ちを理解するために必要なこと」が示されました。大川隆法総裁が説かれる「心の修行」を通して人の心を理解していくためのヒントを、福岡正心館 の西原忠弘館長に、ご自身の実体験を交えて伺いました。

福岡正心館館長 西原 忠弘(にしはら ただひろ)
1955年福岡県生まれ。法政大学経済学部卒業。大手製薬会社勤務を経て、90年に幸福の科学に出家。支部長、本部長、精舎館長等を歴任、2016年より現職。「両親への反省」のアドバイスに定評があり、多くの悩み相談に答えている。

人の気持ちを理解するのは難しいことですが、私は、大川隆法総裁の教えを学んで反省するなかで、「父の気持ち」をありありと感じる神秘的な体験をしたことがあります。

大嫌いな父の「気持ち」は・・・

私は子供の頃から、「勉強しろ」「それじゃ駄目だ」と言ってくる父と喧嘩になり、父を軽蔑して避けていました。やがて社会に出ると、今度は上司が皆、大嫌いな親父に見えて、ぶつかり、悩んでいたのです。

30代になって、大川総裁の教えに出合いました。経典を読み、自分を変えるには「反省」「感謝」が必要だと知って、「父の恩」を思い出そうとしましたが、浮かぶのは私を怒鳴る父ばかり。「恩」どころか「怨念(おんねん)」が再燃して嫌になりました。

しかし、耐えて粘って反省を続けて半年が経つ頃。(そもそも、何で親父はあんなに僕を叱ったんだ?)と考えたときに、「父の気持ち」が私の胸にドッと入ってきたのです。

それは、小さな鉄工所を営んで苦労してきた父の、「お前は俺みたいな男になるな!」という叫びでした。父は私が憎いのではなく、私の至らない姿に昔の自分を見て、何とかくい止めようと必死だったのです。

(親父、ごめん・・・・・・!)

叱責の奥にある父の愛に気づき、号泣しました。その後も反省と感謝を続けると、長年の葛藤が完全に解け、親子関係は円満に。また、心の修行を通して他の方にも宿る仏性を感じるようになり、近しい人間関係も良好になりました。

人を知るための「心の修行」

私は現在、精舎に来られる方々の悩みを伺っていますが、悩みの多くは「他の人を理解できない」ことが原因です。解決する鍵は、教えを経典で「読む」だけでなく、「心の修行を通して体得」していくことです。

まずは1日3分でも、心を鎮め、家族や両親、周りの方々に反省と感謝を深める時間を取ってみませんか。凡事徹底で心の修行を続けると、神仏の慈悲を感じるようになり、次第に「人の気持ちを理解する器」も大きくなっていきますよ。


本内容は、月刊「幸福の科学」第417号より転載し、編集を加えたものです。

大人気の「心の指針」が掲載されている月刊「幸福の科学」は、定期購読もできますので、ぜひご利用ください!

反省が苦手な方は、ぜひ精舎研修にご参加ください

「福岡正心館では毎週、『両親に対する反省と感謝』研修を開催しています。繰り返し起きる人生の問題や悩みの“根っこ”には、『親との関係』があることが非常に多いので、自分を変えたい方や、反省を深めたい方は、ぜひご参加ください」(西原館長)

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