「呪い」とは何か?

「呪い」と聞くと「わら人形に五寸釘で…」というイメージがありますが、実は呪いの想念は、職場や家庭など、私たちの身近な環境のなかでも飛びかっています。

まずは、「呪い」についての基礎知識を学んでいきましょう。

「呪い」とは、相手の不幸を願う思い

人をうらやんで嫉妬する心や、嫌悪感、恨み心など、「他人の不幸を願う心」が「呪い」となって、相手に影響を与えていきます。

強い呪いが「生霊(いきりょう)」と化して相手に取り憑くと、心身の病や事故、金縛りやラップ音などの霊現象等、さまざまな障(さわ)りを起こすこともあります。

人を呪っていると、自分も不幸に

人を呪っていると、同じような恨み心を持つ「悪霊」を引き寄せてしまいます。

悪霊に憑かれると、恨みや嫉妬などの悪い感情がさらに増幅されますし、マイナスの心で生き続けていると、死後は地獄に堕ちてしまうので、生きている間に心を正しく統御する方法を学ぶことが大切です。

「呪い返し」の戦い方

呪いというのは、「相手を不幸にしたい」という思いです。
不幸にすることによって、実は、何らかの自己実現を図(はか)ろうとしているのです。

(経典『「呪い返し」の戦い方』より)

呪ってた!?呪われてた!?私の「呪い」体験談

人間の思いから発される「呪い」。

自分でも気づかないうちに、誰かを呪ったり、呪いを引き寄せたりしていることも多いようです。

そこで、本当にあった呪いにまつわる体験談をご紹介します。

【体験談1】同居の義父母への"マイナスの念い"を反省したら原因不明の病が治った!(K・Mさん/女性/60代主婦)

主人の転勤で、義父母と同居し始めた頃。

義父母と家事や私生活などについて何かと意見が合わず、私は毎日ストレスを感じていました。

ちょうどその頃から、なぜか脚全体に激痛が走り、日常生活にも苦労するようになりました。

病院に行っても原因不明で、痛み止めも効きません。

そんなある日、ふと自分の脚を見ると、膝(ひざ)のあたりに"蛇の霊"が巻きついているのが一瞬だけ見えたんです。

驚きましたが、「私が義父母を拒絶する、その"マイナスの念(おも)い"に蛇の霊が憑依(ひょうい)して、脚の痛みを引き起こしているんだ」と理解しました。

そこで私は、大川隆法総裁の経典を開いて、教えに照らして自分の心を見つめ直し、日々、義父母への悪感情を抑えるように努力しました。

すると、今まで欠点ばかり見えていた義父母の優しさや長所が見えるようになり、心から感謝できることが増えていったのです。

私の心が変化するにつれ、脚の痛みが引いていき、ひと月ほどですっかり治ってしまいました。

【体験談2】八正道の実践で同僚たちの"嫉妬の呪い"が解けた!(R・Mさん/男性/60代公務員)

職場で実績を上げ、何度目かの表彰をされた頃、ある同僚グループから嫉妬され、顔を合わせると絡まれたり、暴言を吐かれたりするようになりました。

彼らの嫌がらせや恨みの念波に耐えているうち、不整脈が出始め、やがて常に心臓の痛みを抱えるようになってしまいました。

そんなとき、幸福の科学の精舎 の「八正道研修」※に参加すると、自分の内に実績を誇る"天狗の心"があり、その高慢さが同僚たちのプライドを傷つけていたんだと気づいたんです。

それからは言葉や態度を改め、相手の気持ちを考えて接するように心がけました。

すると同僚の嫌がらせが止み、心臓の痛みも消えて楽になりました。

※八正道研修…8つの反省項目に沿って心を見つめ、反省を深めていく精舎研修。

【体験談3】祈願を受けて、主人を呪っていたことに気づかせていただきました。(R・Iさん/女性/50代教育関係)

主人が足腰の痛みで仕事に行けなくなったので、「生き霊返し・病念撃退祈願」※を受けました。

すると主人の痛みは和らいだものの、今度は私の足腰が激しく痛み始めたんです。

祈願直後に症状が出たので「もしや、私に問題があるのかも」と考えてみると、主人の定年後、自宅で一緒にいる時間が増え、主人を疎(うと)ましく感じていたことに思い当たりました。

「この"呪い"が主人を痛めつけ、祈願で自分に跳ね返ってきたんだ」と気づき、心から自己変革を誓いました。

恋愛時代を思い返して夫婦調和に努めていくと、脚の痛みが2カ月で完治。

主人も元気になって再就職できました。

※生き霊返し・病念撃退祈願…神仏のご加護により幸福を妨げる呪いや病念を跳ね返す、幸福の科学の祈願。

呪わない、呪われない「透明な心」になるために

病気や事故、仕事の失敗…。

そうしたトラブルの原因に、人間関係のマイナス感情が呪いとなって影響している場合があります。

誰かを呪ったり、誰かに呪われたりしないために、大切なポイントを2つ、ご紹介します。

(1)仏法真理を学ぶ

呪いは、恋愛やお金、自己実現の欲などに絡んで発生する場合が多く、また、呪いを発する人は、しつこいタイプや、問題を他人や環境のせいにする人に多いと言われています。

そうした呪いの発生を防ぐには、大川隆法総裁が説かれる仏法真理から正しい生き方を学び、分不相応(ぶんふそうおう)な欲を抑えたり、合理的な判断力などを身につけていくことが大切です。

〈おすすめの書籍〉

〈おすすめの映画〉

映画「呪い返し師―塩子誕生」 は、仏を信じ、仏の教えに照らして善悪を判定する「呪い返し師」の活躍を通して、現代人の不幸の元にある「呪い」の実態を伝える映画です。

邪悪な霊や呪いから身を護る秘訣が満載です。

(2)反省や瞑想を通して「鏡のような心」を目指す

人を呪ったり、人から呪われたりしないための秘訣は、反省や瞑想を通して、常に心を鏡のように磨いておくこと。

もしも自分を攻撃する念波を感じたら、自分自身を客観的に見て、責められる要素がないかを反省したり、自らを改善したりする努力が必要です。

謙虚さや、相手の立場に立って考える心を養い、魂の成長を目指していきましょう。

〈おすすめの研修・祈願〉

【研修】「映画『呪い返し師―塩子誕生』原曲体感研修」
・「心の三毒」編
・「呪いの時代」編

大川総裁が作詞・作曲した本映画の挿入歌の原曲を拝聴し、原曲に込められた仏法真理を参究していく研修です。「呪い」に通じる心を取り除き、自らの心を磨いていくことができます。

【祈願】「生き霊返し・病念撃退祈願」

人間の幸福を妨げる生き霊を一喝(いっかつ)し、呪いや病念を跳ね返す祈願です。全国の幸福の科学の精舎でお受けいただけます。

\お近くの幸福の科学はコチラ/

呪いに悩む現代人を救う、新たなヒーロー映画が誕生

今秋公開される映画「呪い返し師―塩子誕生」 は、「呪い返し」の力を持つ謎の女性・賀茂野塩子(かものしおこ)が、呪いに苦しむ現代人を救っていくヒーロー映画です。

人生の悩みや苦しみに潜む「呪いの影響」や、「呪い返し」の秘訣が満載。

ぜひ、劇場でご覧ください。

\映画公式サイトはコチラ/

この記事は、月刊「幸福の科学」No.427より転載し、編集を加えたものです。

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