「かぐや姫」は宇宙人だった?
※本記事は『ザ・コンタクト』 (大川隆法 著)より抜粋したものです
物語の中で宇宙人による「アブダクション」現象が起きている
私には、日本の古典である『竹取物語』の「かぐや姫」の話が、宇宙人伝説に見えてしかたがありません。
『竹取物語』は次のような内容です。
あるおじいさんが竹藪の中で竹を取っていると、筒の中から光の出ている竹があり、その中に、身長が十センチぐらいの、かわいらしい女の子が座っていました。
家に連れ帰って育てると、その子は、しだいに大きくなり、三カ月後には大人の背丈になりました。
この女性は実に美しく、お姫様のようであり、「かぐや姫」と名付けられました。
しかし、あるとき、このかぐや姫は、「次の満月の夜が来たら、私は月の世界に帰らなければなりません。
月の世界から使者が迎えに来るでしょう」と告げたのです。そして、実際に月からの使者はやってきました。
「竹取物語絵巻」には、光る雲に乗って牛車が迎えに来ている場面が描かれています。
このとき、かぐや姫を護るために配備されていた兵士たちは、家の屋根の上で弓を取り、矢をつがえようとするのですが、体がしびれて動けなくなってしまいます。
かぐや姫が月に帰るシーン(土佐広道・土佐広澄画)
これは、現在よく起きている、宇宙人による「アブダクション(誘拐)」とよく似ています。
宇宙人に拉致されている間は、体が本当に動かなくなるらしいのです。
「何かをしようとしても、体が停止状態になって動かなくなり、宇宙人たちの好きなようにされてしまう」という現象が起きているので、『竹取物語』には、実際にあった話がかなり混ざっているのではないかと思われます。
それから、「かぐや姫は、当初、小人か、とても小さい子供のようだったのに、やがて地球人の大人のサイズになった」ということも、かぐや姫が宇宙人なのであれば、ありうることです。
例えば、ベガ星人は「宇宙人リーディング」によく出てきていますが、ベガ星人たちの話を聴くと、自分の姿をいくらでも変化させられるようです。
また、私の子供時代には、私の生誕地である徳島県の隣の高知県あたりでは、三十センチぐらいの小型のUFOが田園地帯で数多く目撃されたことがあり、写真も数多く撮られました。
そのような小型円盤で宇宙人が来ているとしたら、その中に乗っている人は、ものすごく小さい、本当に小人のような宇宙人でしょう。そういう小さな宇宙人も存在しうるのかもしれません。
【コラム】浦島太郎が行った「竜宮城」は宇宙の他の星だった?
浦島太郎伝説にも宇宙が関係している可能性がある。日本神道の女神である豊玉姫は、霊言で、浦島太郎について次のように語っている。
どちらかというと、「宇宙人にさらわれた」というほうが、お話としては分かりやすいのではないですかねえ。
「竜宮城で三年過ごしたら、地上では三百年たっていた」というような話は、おそらく、「他の星に行っていた」ということなんじゃないでしょうか。
記憶をつくられたのではないかと思うんです。
だから、今で言う、いわゆる、「アブダクション(誘拐)」が、昔にも起きたことがあったんだけど、実際に帰ってきたんだと思うんですよ。
(経典『竜宮界の秘密』より)
また、「丹後国風土記(たんごのくにふどき)」には、「浦嶼子(うらのしまこ)という青年が亀姫という美しい姫に連れられて『天上仙家(てんじょうせんか)』へ行き、そこで昴星(すばるぼし)という名の7人の子供と、畢星(あめふりぼし)という名の8人の子供に出会った」という伝承が遺されている。「昴星」はおうし座のプレアデス星団、「畢星」は同じくおうし座のヒアデス星団のことであり、「浦島太郎は他の星に行っていた」という豊玉姫の霊言とも符合する。