人生の試練が訪れたときに、ハッピー・サイエンス(幸福の科学)の教えに出合った、ブラジル在住のJ・Sさん。真実の人生観に目覚め、幸福な人生を歩み始めたSさんにお話を伺いました。
J・Sさん(ブラジル)
月刊「幸福の科学」
361号より転載・編集
突然の父の死―。 ウツ状態になった青年が信仰に導かれて
突然の別れ
今から3年前。私は、突然父を失った悲しみに打ちひしがれていました。
当時、私と父は2人で暮らしていましたが、ある朝目覚めると、父が家に戻っていないことに気づいたのです。
携帯にかけてもつながらず、父の会社に連絡しても、出勤していないと告げられました。
知り合いに聞いてまわっても、誰も父の居所を知りません。
警察に捜索願いを出し、祈るような気持ちで連絡を待ちました。そして20日以上経ったころ、警察から、父が事件に巻き込まれ、帰らぬ人となっていたことを告げられたのです。
(どうしてこんなことに……)
父と最後に言葉を交わした日のことが悔やまれました。父が私に「出かけてくるよ」と言ったとき、なぜか無性に父とハグをしたくなったのに、私は「うん」と答えただけで父を見送ってしまったのです。
(父さんは、もう帰って来ないんだ)
いつもそこにいた父の姿は見えず、他愛のない話で笑い合うこともできません。私は寂しさに押し潰(つぶ)されそうになりましたが、父がまだどこかにいるような気がしてなりませんでした。
真実への目覚め
父を亡くしてから、すっかり口数が減り、ウツ状態になっていた私に、ある日、仲の良い職場の同僚が声をかけてくれました。
「今度スピリチュアルセミナーがあるんだけど、一緒に行ってみないか?」
彼は、そのセミナーに参加すれば、私の心が癒されるかもしれないと思ったのでしょう。
私は、スピリチュアルな分野には、あまり関心がありませんでしたが、気分転換に参加してみることにしたのです。
同僚に連れられて訪れた先は、幸福の科学のブラジル正心館でした。セミナーには、20人以上の青年が参加しており、霊界の様子が描かれている映画「 永遠の法 」※が上映されました。
(あの世はこんな世界なのか……)
初めて知る世界観に興味が湧きました。
さらに、講師が説明した幸福の科学の「愛の教え」を聴いたとき、心が大きく動かされたのです。
今まで私がカトリックの教会で聴いていた愛の教えは、抽象的な「神への愛」が中心でした。しかし幸福の科学では、神から受けている愛を、周りの人々への優しい行為として具体的に実践する「与える愛」の大切さを伝えていました。この教えは、私にとって、とても新鮮に感じられたのです。
(幸福の科学に入ったら、何かすごく大切なことに気づけるかもしれない)
私はその日、幸福の科学に入信しました。
父さんの魂は生きてる!
それからというもの、私は大川隆法総裁の書籍を読んだり、支部のセミナーに参加したりして、教えを学んでいきました。
私が非常に感銘を受けたのは、幸福の科学の「霊的人生観」です。幸福の科学では、人間は皆、神仏に創られた仏の子で、永遠の生命を持った存在であると説かれています。
人間は、数十年の人生が終われば消えて無くなるようなはかない存在ではなく、自分と縁のあるソウルメイトと一緒に何度も地上に生まれ変わって、さまざまな人生経験を通して魂を磨いている。
また、人生の試練は自分を成長させるための機会であり、人生を終えて地上を去った後は、自分の心境に応じた霊界に還っていく。
そして霊界でも、神仏を目指して心の修行を続けていく―。
学べば学ぶほど、納得がいきます。
(やっぱり父さんの魂は無くなってない。あの世で生き続けているんだ!)
キリスト教では、詳細な霊界の様子や、転生輪廻の思想は説かれていないため、私は「人間は死後どうなるのか」が分かりませんでした。しかし、この教えに出合ってはじめて、「この世とあの世を貫く真実の人生観」をつかむことができたのです。
私は、父が不幸な最期を遂げたことに苦痛を感じていましたが、こうしたつらい経験も、すべて人生の糧に変えていこうと、前向きな気持ちに変わっていきました。
また、幸福の科学で学んだ「感謝」の教えが私の心を癒してくれたのです。
支部の瞑想セミナーで、父が私に与えてくれた愛を一つひとつ思い出していきました。
私と姉がまだ幼いころ、母が病気で亡くなりました。それ以来、父は働きながら、慣れない家事を一生懸命にこなし、私たち姉弟を育ててくれたのです。また、父は困っている人を見ると放っておけず、助けに行く優しい人でした。父はいつも、与える愛に生きていたのです。
(父さん、これからは僕が、父さんのように他の人に愛を与えて生きるよ―)
神仏の光を感じてほしい
大川総裁の教えが、私の心に真理の光を投げかけ、不幸の底から救い出してくれました。
私と同じように、人生の問題に悩んでいる人にこの教えを伝えたくて、いつも幸福の科学の布教誌や書籍を持ち歩き、出会った人にお渡ししています。助けを必要としている方がいたら、お話に耳を傾け、ポジティブな言葉で励まします。
「私は幸福の科学で、人生の悩みや問題を解決して、成長する方法を学んだんだ。あなたの悩みも、きっと解決できるよ」
そうお話しすると、多くの人が教えに関心を持ってくれます。家族問題で悩んでいた友人は、支部のセミナーに参加し、学んだ教えを実践するうちに家族の関係が改善。それを機に幸福の科学のメンバーになり、家族のためにも本格的に教えを学び始めています。
この教えによって人生が照らされ、どんどん幸せになっている周りの方々の姿を見るのが、私の一番の喜びです。
今、大川総裁は数多くの教えを説かれ、その教えが世界各地に広がり、多くの人の心を救っています。私は、大川総裁が現代の救世主であると信じています。
この時代に主と共に生まれている多くの人々が、主への信仰に目覚め、主の光が臨んでいることに気づけるよう、これからも教えを弘めていきます。
※『 永遠の法 』(大川隆法 著/幸福の科学出版刊)を原作とする、 大川隆法製作総指揮のアニメ映画(2006年公開)。
真実の人生とは
『愛、無限』 (大川隆法 著/幸福の科学出版)1 霊的人生観の必要性より抜粋したメッセージ
唯物論から愛は生まれない
愛が生まれてくる原点には、生きているものの尊さに対する無限の信頼があります。「生きているもののすべてが尊い」と思わずに、どうして愛の気持ちが湧き起こってくるでしょうか。地球や、そこに生きている人間が、宇宙の塵にも等しい、つまらない存在であるならば、どうして愛が生まれてくるでしょうか。
人間が、そうしたつまらない存在であるならば、この二、三千年、あるいは、それ以上の長きにわたる、文明・文化という名の営み自体が、わずか数十年だけ地上に生きる人間の慰み事にしかすぎないことになってしまいます。すべての宗教や道徳は、また、おそらくは哲学も、虚妄、世迷い言となってしまうでしょう。
みなさんは、自分自身や他人を、そして、生きているものすべてを卑しめる、そのような思想に、心の底から共鳴できるのでしょうか。私は、それを問いたいのです。
「いや、そうではありません。私は、人間の尊さ、生き物の尊さを信じます。その生命が無限なるものから分かれてきていることを信じます。
人間は、一時の仮の世である、この世だけの存在ではなく、はるかなる世界に永遠のすみかを持つ存在であり、この地上に幾度も生まれ変わってきては、また去っていき、また来たる存在なのです」
このように考えることができる人にとっては、他の人には苦悩に満ちた地上界が、きっとユートピアのごとく見え、まったく違った世界が展開していくでしょう。そのときに初めて、人生というものは、虚しいものではなく、積極的なる意味を持ったものになると思うのです。
したがって、真実の人生を生きるためには、その出発点として、「霊的なる人生観」を打ち立てる必要があります。これなくしては、いくら議論を積み重ねたとしても、すべてが虚しくなるのです。
それは、ちょうど、砂浜で子供が砂の城をつくるようなものです。子供の目には、その砂の城は堅固な要塞のように見えるかもしれません。しかし、やがて沖から波が寄せてきて、その上を通り過ぎたとき、砂の城は、はかなくも消え去ってしまうのです。
同様に、根本に霊的人生観を持たなければ、そのあと、高度な議論をいくら積み上げたとしても、あるいは、いくら知識を学び続けたとしても、残念ながら、それは砂の城にすぎません。やがて人生の荒波をかぶったとき、もろくも崩れ去っていくことでしょう。
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