親の話を聞かない子どもに、できる工夫とは【子育て相談】
【ハピママしあわせ相談室とは】幸福の科学の職員や先輩会員が、人間関係の悩みや仕事・家庭での悩みなど、人生の途上で出会う具体的な問題にお答えします。幸福の科学では「人生は一冊の問題集」であると捉えて、幸福になるための心の法則を学んでいます。
子どもに素直に話を聞いてもらうには、どうしたらいいでしょうか? ママが怒っているかどうかで、態度を変える娘を見て悲しくなります。
(東京都・2児の母)
子どもに素直に話を聞いてもらうには【ハピママしあわせ相談室Vol.6】
素直な子はスクスク伸びる
何でも素直に言うことを聞いてくれると、親が楽というのはあると思います。でも、親が楽とか、親にとって不都合とか、そんなことの前に、素直に話を聞ける子はやっぱりスクスクと伸びていきますし、学校に行けば勉強もスルスルと入ってきます。勉強がよく出来る、出来ないに関わらず、素直な子はまず「そうなんだ! やってみよう」となります。小学校に上がる年齢になるまでに、「素直な心根」というのを花開かせてあげたいと思います。
子どもが話を聞きたくなる大人の特徴
そのために必要なのは「大人の側の努力」です。子どもは正直で、素直に話を聞きたい大人と、そうでない大人がいます。素直に話を聞きたいなぁと思う大人は、「あれこれ指示を出すのではなく、まず自分のことをよく見つめてくれる人」。そして「自分でも気がつかない個性や長所を発見し、誉めてくれる人」。さらに3歳ぐらいになってくると「悪いことをした時に、感情的ではなく、きちんと善悪を教えてくれる人」。こういう人は、大人から見ても信頼できますよね。「この大人の人は信じられる」と子どもに判定してもらえたら、その子は、その大人の話を聞くようになると思います。
感情ではなく理性的なルールをもって叱る
ところが、ついイライラして感情的に叱ったり、「もういいわよ、ふん」と子どもの方を見なくなったり、自分の感情にまかせて甘やかしたり叱ったりを無秩序にやる大人というのは、子どもにとって恐いです。大人の側に理性的なルールがない場合、子どもは大人の「感情」を読みます。大人の感情をうかがってオドオドするか、大人は信頼できないものと思って最初から聞く耳を持たなくなります。このあたりは大人のがんばりどころだと思います。
● 答えてくれたのは……
幼児教育エンゼルプランV 奥田敬子
2児の母で、子育て相談通算4千回以上。全国で子育てセミナーを通して、相談を受けている。
オススメ書籍
『じょうずな個性の伸ばし方―お母さんの子育てバイブル―』(大川隆法 著)
● 子供の個性を、もっと愛してあげよう。
幼児期の教育法、体罰としつけの違い、正しい胎教から、反抗期の乗りこえ方、病気や障害についてまで――。霊的な真実と5人の子育て経験から導き出された数々のヒントがここに。子育てに悩んだり、疲れてしまったときにお読みいただきたい一書です。