月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2021年7月号でもご覧いただけます。
今月の「心の指針」では、悩みや問題を解決できずに、グルグルと考え続けてしまう傾向性を正していくための処方箋が示されました。多くの人が陥りがちな「グルグル思考」を脱却するポイントを、新宿精舎 の尾田麻美子講師に伺いました。
新宿 講師 尾田麻美子
東京都出身。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。大手電気機器メーカー勤務を経て、1991年に幸福の科学に奉職。2009年より新宿精舎。十数年間、多くの人気研修の講師を務め、人生相談も行っている。準本部講師。
自分と他人の仏性を信じる
今月のテーマは「グルグル思考」ですが、グルグルと悩むのは「普通のことだ」と思い、それが習慣になっている方も多いかもしれません。
ただ、その悩みが不安や自己保身から出ている“よからぬグルグル”だったら、少なくとも幸福な状態とは言えないので、幸福の科学の教えに照らして心を切り替え、神仏に思いを向けていくことが大切です。
大川隆法総裁は「グルグル思考に陥る原因」として、「神仏を信じる心」「勇気」「自己信頼」「他者への信頼」が欠けていることを指摘されています。特に、「自分と他人の仏性を信じる」ことが大切で、これが“グルグル”を防ぎ、時間の無駄遣いをなくすためのポイントではないでしょうか。
研修・祈願でトラウマを修復
実は私も以前、上司に新たな仕事を打診された際、自分の能力について“グルグル”と考えた末に辞退して、あとで後悔したことがあります。
そうしたネガティブな傾向性を反省して思い当たったのは、子供の頃、体が大きいことで男の子たちにいじめられた経験でした。その時の「外見に関するトラウマ」が被害妄想や恐怖心につながっていたので、研修や祈願を重ねて、天上界のご指導をいただきながら、自己信頼や積極性を取り戻していきました。
そのように、過去のトラウマが「自分や他人を信じ切れない原因」になっている場合は、心の表面を磨くだけでなく、精舎研修などで自分の心と深く向き合い、徐々に“魂の根っこ”に修正をかけていくことが、地味な作業ですが、とても大切です。
また、「教えを学んでいるけれど、なかなか“グルグル”が止まらない」という方は、「真・善・美」の「美」の観点から振り返ってみることをお勧めします。自分の悩みや言動を「真なるか、善なるか」だけでなく、「美しいか?」と問いかけた時に、結論が明確になることも多いのです。
その「神仏の美」を感じとる感性は、大川総裁の詩篇や楽曲に触れるなかでも磨かれていきます。共に、豊かで美しい心を育んでいきましょう。
本内容は、月刊「幸福の科学」第413号より転載し、編集を加えたものです。
大人気の「心の指針」が掲載されている月刊「幸福の科学」は、定期購読もできますので、ぜひご利用ください!
【アニバーサリー・イヤー特別発刊】大川隆法総裁の詩篇で感性を磨き、悩み脱却の力に!
「今年は大川総裁の大悟40周年・幸福の科学立宗35周年・宗教法人設立30周年を記念して、大川総裁が10代から20代に綴(つづ)られた詩集が刊行されています。仏の慈悲があふれる美しい言魂を味わうなかで感性・悟性が磨かれ、悩み解決の力にもなると思います」(尾田講師)
関連記事
関連リンク
※毎月第1週の放送は心の指針特集を予定しています。
関連動画
開かれた社会―大川隆法総裁 心の指針234―
現代の知識人には、霊魂や霊界の存在を伝える、哲学者プラトンが、人間を迷信の殻に閉じ込める暴君に、見えてしかたないらしい。また、プラトンとともに、神への体系を築こうとする哲学者ヘーゲルも、全体主義に見え...