大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の布教誌月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。
月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2022年1月号でもご覧いただけます。
今月の「心の指針」では、自分の利益を第一に求める生き方と対比して、徳ある「宗教的人格」を持つ人の特徴が示されました。そのような人間へと自己変革していくためのヒントを、幸福の科学財務局の吉野真さんに伺いました。
吉野 真(よしの まこと) 幸福の科学理事 兼 財務局長 兼 HSU講師
1975年富山県生まれ。テキサスクリスチャン大学経済専攻ビジネス副専攻卒業。98年に幸福の科学に出家。人事局、出版局、精舎活動推進局等を経て2018年より現職。
“損得勘定だけ”だった私
今月の「心の指針」の冒頭の、「自分の利益になるかどうか」で物事を見て「責任逃れに徹する」というのは、典型的な「自己中」の考え方です。大川隆法総裁は、「その逆を選ぶのが、信仰ある者の生き方なんだよ」と教えてくださいました。
私自身を振り返りましても、実に“損得勘定だけ”で生きていたなあと、恥ずかしく思うことがあります。
社会人(出家)1年目の頃ですが、私は配属された部署で早朝から深夜まで働き、非常に頑張っているつもりでした。でもなぜか、やればやるほど評価が下がる感じがします。そこでさらに無理をした結果、気胸になって入院することに……。
その時やっと冷静になって自分を反省すると、評価を得るために立ち回り、自分を認めない上司を内心で責めている自分の姿が見えてきたんです。大川総裁が説かれる「与える愛」とは逆の「奪う愛」に生きていたから、自分も苦しく、人にも喜ばれなかったんですね。「愛なき努力がいかに不毛か」を痛感しました。
「『評価を求める心』を捨てよう」
そう決意した私は、毎朝1時間、反省の時間を取り、名誉欲や出世欲、人を責める心を一つ一つ正していきました。それを3年ほど続けた頃でしょうか。神仏の光が心に入ってきて、体が温かくなり、幸福感に満たされる体験をさせていただきました。それを境に、自分の利益より「人の為に何ができるか」を考える方向に、心が切り変わったように感じます。
「与える愛」が徳をつくる
大川総裁は、「宗教的人格」として「福を惜しみ、周りに分け、未来の為に植える」という「三福」(惜福・分福・植福)に言及されています。この三福を徹底する方は、愛を与え続けているので、それが必然的に「徳」になっていきます。そうした「与える愛」の努力を続けることで、信仰心に溢れ、真に豊かな人生を送ることができるのではないでしょうか。
愛は、何も持たずとも行えます。笑顔一つ、優しい言葉一つ、何でもいいので、実践していきましょう。
本内容は、月刊「幸福の科学」第419号より転載し、編集を加えたものです。
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“損得”を超えた「与える愛」とは何かを学べます
「『損得以外の価値観』の究極に『神の愛』があるのだと思いますが、大川総裁の法シリーズ『メシアの法』 には、まさに神仏の無限の愛が説かれています。また、『原説・「愛の発展段階説」』で愛の心の原点を学ぶと、より『愛』についての理解が深まります」(吉野さん)
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