今月の「心の指針」では、人生におけるユーモアの効力が説かれました。ユーモアとは、人の心を和ませるような、笑いを誘う上品なしゃれのこと。幸福の科学 琵琶湖正心館 大嶋恒夫(おおしまつねお)館長に、ユーモアを語れるようになる秘訣を聞きました。
月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」6月号をご覧ください。
笑いを取ろうとして大失敗
私が、幸福の科学のある支部で支部長をしていたときのことです。「悩んでいる方に、仏法真理を楽しく伝えて、お救いしたい」という理想を胸に、一般の方向けに、笑って学べる「悩み解決セミナー」を企画しました。
そこで、笑えるネタを入れた説法の台本を作り、トークの研究と練習を重ねて、地域にチラシを配布。準備を進めていきました。
そして迎えたセミナー初日。私は張り切って話し始めましたが、笑うはずの所で、誰一人、クスリともしません。皆、私の顔をじっと見つめるばかり。背筋に冷や汗が流れました。もう生きた心地がしません。なんとか一時間の説法を終えたとき、(ああ、完全に失敗! 喜んでもらえなかった)と落胆してしまいました。
ところが説法後の茶話会で、なんと、数人の方が入会されたのです。(説法は散々だったのに、一体どうして?)と意外に思って理由を聞くと、「あなたが一生懸命だったから」とおっしゃいます。
笑いを取るのは失敗しましたが、「喜んでほしい」という「愛の心」、「真実の心」は伝わったのかなと、逆にこちらが救われたような思いがしました。
ユーモアの奥にある愛
さらにその数日後。入会した方が、支部に人生相談に来られるようになったのです。「ここに来れば話を聞いてもらえる」と、友人知人を連れて来る方も。私はお一人おひとりの悩みを伺い、真心を込めて、仏法真理をお伝えしていきました。
すると、次のセミナーの参加者も増え、約半年で71名の方が教えを学びたいと入信されたのです。
大川隆法総裁は「ユーモアの底には、愛が流れているべきだと思う」と説かれました。人生相談の場でも、相手への「愛」があると、自然と、自分の失敗談を笑い話にして話せたり、心を軽くするユーモアが口をついて出ることも。そういう意味で、ユーモアは形を変えた「愛」なのではないでしょうか。「愛」の心を大切に、教えを伝えてまいります。
本内容は、月刊「幸福の科学」第376号より転載し、編集を加えたものです。
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