大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の布教誌月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。
月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」9月号でもご覧いただけます。
今月の「心の指針」では、指導者に必要な資質と、その要諦(ようてい)が説かれました。HSU ※経営成功学部で教鞭(きょうべん)をとる石見泰介(いわみたいすけ)さんに、大手コンサルタント会社での経験を踏まえて、「考え抜く力」を磨くことの意義や、その方法を聞きました。
※ HSU(ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ)とは、幸福の科学が運営する高等宗教研究機関です。
相手のニーズを「考え抜く」
私は以前、大手コンサルタント会社で、経営者とコンサルタントをつなぐ営業の仕事をしていました。入社したてのころは、上司に言われるまま数百件に訪問営業しましたが、契約は一件も取れませんでした。
(自社が売りたいモノではなく、相手が欲しい企画を提供しなければ、売れないのではないか)
そう思った私は、経営者のニーズがどこにあるかを考えながら、情報収集することを習慣にしました。
ある日、新聞の小さな記事で、ある自動車ディーラーの人事異動を知りました。その瞬間、「これは近々、代替わりかも」と気づいたのです。そこで、今その企業に最も必要な企画を考え抜いて営業に行きました。すると、社長とその息子である取締役にとても喜ばれ、即、契約がまとまったのです。お客様の立場で考え抜くことの大切さを感じました。
高度な判断の秘訣は信仰心
私は幸福の科学に出家した後は、大川隆法総裁が説かれる経営論を学びながら、さまざまな経営者のご相談をお受けしてきました。
そのなかで、「成長する会社」には、やはり「考え抜く力がある」と学ばせていただきました。具体的には、経営理念や社訓などの「考える支柱」をもとに、重要な経営判断をされていました。そして、日々の経営判断に必要な勉強や情報収集も怠らず、自社が打った手を反省し、教訓や智慧を蓄え続けておられました。
また、世の成功者の多くは、何らかの「信仰心」を持っておられますが、これが最も重要な点です。
神仏を信じていない方は、この世的には頭が良くても、自分中心で物事を考えてしまいますが、神仏の教えを学び、反省や瞑想、祈りを習慣にしている方は、天上界のご指導を受けて、経営判断に磨きがかかっていきます。そうした「神仏の御心」を学べるのが、大川隆法総裁が創立されたHSUの魅力でもあります。
「信じること」と、「考え抜くこと」の両輪が、経営者に限らず、人生の応用問題を解く力になります。
本内容は、月刊「幸福の科学」第391号より転載し、編集を加えたものです。
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