【偉人伝】聖徳太子―日本最古の法律をつくった政治家―
親子で学べる幸福の科学の小冊子 月刊「ヘルメス・エンゼルズ」No.264より、 聖徳太子の偉人伝を紹介します。
聖徳太子(しょうとくたいし)(574年~622年)
20才で政治家になる
聖徳太子は「仏教」が日本に伝わり始めていた574年、飛鳥(あすか・奈良県)に生まれました。聖徳太子は努力家で、読書や弓、乗馬、それに「仏教」についてもよく学びました。
聖徳太子が20才の時、日本初の女性天皇「推古天皇(すいこてんのう)」が誕生しました。推古天皇は、政治の才能がある聖徳太子を、天皇の代わりに政治を行う「摂政(せっしょう)」に任命しました。
「私は、外国のすぐれた文化を取り入れ国を発展させます。そして、人々が仏教を信じ、平和な暮らしができるようにします。この国を天寿国(天国)のようにしたいのです。」
聖徳太子は大きな志を胸に、摂政を引き受けました。
人々を幸せにする政治を
聖徳太子は、その志を次々と行動にうつしていきました。
努力や能力があればだれでも高い位の仕事につくことができる「冠位十二階」や、仏様や仏教の教えを大切にすることなどが書かれた「十七条の憲法」は、日本初のすばらしい法律でした。
また、外国で力のあった隋(ずい・中国)に、小野妹子(おののいもこ)たちを「遣隋使(けんずいし)」として送りました。その結果、交流がさかんになり、新しい文化や芸術が日本に入ってきたのです。
聖徳太子が政治を行うようになってから、飛鳥はみちがえるほど立派に発展していきました。
最後まで志を貫いた
聖徳太子は、摂政として約30年活やくしました。また、お寺を各地に建て、お経の解説書を作るなど、49才で亡くなるまで人々のために働き続けました。
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Q.天皇の代わりに政治を行うことを何と言ったかな?
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問題の答え:摂政(せっしょう)