人は死んだあとどうなる？学校では教えてくれない「霊的人生観」入門【Q&A】

「死んだら消える」と思うと、死が怖くなりますよね。でも、ご安心ください。肉体が死を迎えても、あなたという存在が消えることはありません。あなたの魂（たましい）は肉体から抜け出して霊界に移行し、先に亡くなった家族や友人たちと再会できます。そして、あの世で新しい生活が始まるのです。ただ、あの世を否定していると、死後も自分が死んだことが分からず、成仏（じょうぶつ）できないことも。生きているうちに霊的知識を持つことが大切です！

この世で「心清く生きた人」と、「周りの人を害してばかりいた人」とが、死後、同じように天国に還（かえ）れるとしたら―。不公平に感じますよね。

「死んだら皆、仏様になる、天国に行ける」というのは、伝統仏教のなかで生まれた誤解で、正しくありません。実際には、生前の思いと行いに応じて、天国・地獄に行き先が分かれます。常に「神様に見られても恥ずかしくない生き方」を心がけたいですね。

はい。本当にあるんです。私たちは、「永遠の生命」を持って、あの世とこの世を転生輪廻（てんしょうりんね）している存在です。それは何のためだと思いますか？答えは、「魂（たましい）修行」のため。神仏は人間に、魂を成長させて神仏に近づいていく幸福を与えるために、転生輪廻の仕組みをつくってくださいました。もし、今回の人生で努力したことが実を結ばなくても、魂に蓄（たくわ）えた智慧（ちえ）は、必ず今後の転生で役立ちます。

だから、努力に無駄はありません。