子どもは親を選んで生まれてくる!胎内記憶の奥にある妊娠の霊的真実

Q. 人はどのように生まれてくるのですか?

A.天国で暮らしていた魂が、自分で親や環境を選んで母親のおなかに宿ります。

精子と卵子の結合によって細胞分裂が始まり、赤ちゃんは、おなかのなかで大きくなっていくわけですが、実際はそれよりも前に「あの世」と言われる世界で、魂が決定されています。

つまり、人間は、決して単なる物質のかたまりではないのです。おなかのなかの子どもは小さい存在ではありますが、小さいながらもちゃんとした魂が宿っており、一人前の人間であるということです。

出産という聖なる使命

愛らしい赤ちゃんを見ると、心がポッと温かくなります。

この記事では、妊娠や出産、家族の縁などの霊的真実をお伝えします。子育ての喜び・楽しみが膨らみ、出産・育児という聖なるお仕事を託されたことを、いっそう素晴らしく感じられたら幸いです。

誰ひとり、偶然生まれたわけではなく、神様のあふれる愛に包まれて、この世に生まれたのです。
一人でも多くの方に、この真実を知っていただきたいと思います。

出産という聖なる使命

愛、無限 〔新装版〕

生まれ落ちた直後は、わずか二、三千グラムの、小さな小さな肉のかたまりのように見える赤ん坊ですが、そのなかには、立派な一人前の魂が宿っています。肉体的束縛によって、思考能力や行動能力に限界はあっても、赤ん坊には一人前の魂が宿っているのです。私は、そのような仕組みを見たのです。

そうであるからこそ、母親たるものは、「出産が、どれほど偉大なる使命を持ったものか」ということに気づくことができるのだと思います。子供は単なる偶然の産物ではありません。「偉大なる魂が宿った子供を、この世に送り出す」という尊い使命を、女性は担っているのです。

(経典『愛、無限 〔新装版〕』より)

人はどこから生まれてくるのか

みんな天国から生まれてくる

私たちはみんな、天国から生まれてきます。

天国は、天真爛漫な心を持つ人たちが、みんなで楽しく生活している、明るく幸せな世界です。本来、天国という霊界で生きている「魂」が、この世に生まれて人間として生活することになります。

生まれ変わりのしくみ

人はこの世に生まれる前に、あの世と言われる霊界で、霊として生活しています。私たちは、魂を輝かせるために、多くの経験を得ようと、この世に何度も生まれ変わっている「生き通しの生命」なのです。「この世に生きている」ということは、一時期、あの世からこの世へ旅に出ているようなものだと言えます。

この世に生まれてきた魂は、みんな「今世、立派に生ききろう」と思って生まれてきています。さまざまな苦難・困難、試練のなかをくぐりながら、自分の魂を鍛え、心を鍛えてるために生まれてきて、努力をしているのです。

あの世の主な特徴

1.魂は本来自由自在。強く思えば実現する。

2.全ての人が健康で、障害や病気はない。

3.同じ考えの人が集まる波長同通の世界。

深い家族の縁

子どもは偶然生まれたわけではありません。人は、この世に生まれる前に、親や子供を誰にして、どのように生きていくかを計画します。子供は親にお願いをして、親は自分が選んで子供とした、共に縁の深い魂なのです。

子どもは自分とよく似た親を選ぶ傾向があります。親子の組み合わせは、親と子ども、お互いの魂の学びが盛り込まれています。
親は、子どもの中に自分の似姿を見て、さまざまなことについて身につまされます。子どものときの自分を振り返り、自分を知っていくのです。
子は親の鏡であり、親は子の鏡でもあります。家庭という問題集を解くために、親子の縁は設定されているのです。

なかには、生まれる場所と両親だけを決めて、「楽しければいいなあ」と思ってポンと出てくる霊もいますが、環境、両親、職業などについて、細かいところまで計画する霊もいます。

夫婦の縁

人生の大半を共に過ごす夫婦は、両親との縁以上に深い縁だとも言えます。偶然にこの世に生まれ、偶然に結婚し、偶然に子供をもうけ、偶然に数十年の人生を歩み、何千万人ものなかから唯一の人を選ぶということは、偶然ではありえないことなのです。

夫婦は、たいていの場合、過去世のどこかの時点で伴侶であった二人と一緒になっていることが多いのです。

親子の場合、父母両方に縁がある場合が多いのですが、片方だけに縁のある場合もあります。

夫婦の聖なる使命

愛、無限 〔新装版〕

夫婦は、「共に助け合いながら、子供を世の中に送り出していく」という聖なる使命を持っています。そして、地上社会を連綿と継続させながら、さまざまなる魂修行の環境を提供しています。それが、霊的世界観から見た現実なのです。

(経典『愛、無限 〔新装版〕』より)

誕生までの赤ちゃん(胎児)の様子

【生まれてくる準備1】生まれる世界について学習する

誕生予定の魂は、おなかに宿る数か月前から、この世に生まれるための準備を始めることになります。

まず、「地上世界の様子を事前学習する」という段階があります。自分が生まれる予定の地上の環境や、社会のしくみ、その他さまざまな注意事項などをレクチャーされ、予備知識を得ます。

【生まれてくる準備2】生まれ変わりのカプセルに入る

さまざまな予備知識を学んだ魂は、次に、意識を切り替え、地上に生まれ変わる最終段階に入ります。

みんなに見送られて、生まれ変わりのカプセルのようなものに入り、体内に宿る準備が始まります。しだいに小さくなり、仮眠状態になっていき、霊界での意識を失っていきます。そして、胎児の魂のかたちに変化していき、地上に降りる日を待つことになります。

【妊娠9週目あたり】ママのおなかに魂が宿り、つわりが始まる

一人ひとり送り出された魂は、妊娠9週目に入るころ、母親のおなかに宿ります。魂が宿るのは、つわりが起きるころです。

妊娠初期に、吐き気がしたり、においに敏感になったりと、体調が悪くなる方がいますが、実は、このとき母親の身体のなかに赤ちゃんの魂が入ってくるため、お互いの波長を合わせようとしているのです。うまくドッキングすると、つわりがなくなります。

【妊娠4カ月】魂は出たり入ったりしている

魂が胎児に宿ったあとも、しばらくは、魂と胎児の結びつきが安定しません。そのため、妊娠4カ月くらいまでは、胎児の魂は、ママのおなかにずっといるわけではなく、何度も出たり入ったりしています。

胎児に宿った魂は、大人の意識になったり、子どもの意識になったりしながら、しだいに子供の意識にかたまっていきます。

【妊娠5カ月~7カ月】胎教が最も有効な時期

胎児の魂は、5カ月目くらいになると、幼い子どもの意識に落ち着いてきます。この状態が、妊娠7カ月くらいまで続きます。

この時期なら、絵本の内容も分かるし、音楽も聞き分けることができるので、胎教が最も有効なときだと言えます。両親が話しかけたことがおなかの赤ちゃんにも伝わります。絵本の読み聞かせをすると、おなかの赤ちゃんもある程度、理解しています。

胎教で最も大切なことは、夫婦が仲良くして、赤ちゃんの誕生をうれしく思う気持ちを持って生活することです。

【妊娠8カ月】いつ生まれてもいい状態

8カ月目に入ると、魂が胎児の中にしっかりと入るかたちになり、いつ生まれてもよい状態になります。

8カ月を過ぎると、胎児は、赤ちゃんの意識にかたまってきます。そのため、霊的に見ると、8カ月目以降は胎教の効果が少なくなるのです。
出産までの間、体調に気を付けて、胎児が健やかに成長し、無事に生まれることを祈りましょう。

霊的に見た胎教のすすめ

じょうずな個性の伸ばし方

八カ月目に入ると、魂が胎児のなかにしっかりと入っていて、もう流産しないかたちになります。この段階では、魂は完全に赤ちゃんの意識になっており、赤ちゃんが理解できる範囲のことにしか反応しないのです。

七カ月目までは、子どもの意識がまだ残っているため、絵本を読んだりされると反応できるのですが、八カ月目以降は、快・不快などは感じても、残念ながら、物語などは理解できません。胎教が有効なのは四カ月目から七カ月目までです。この期間であれば、絵本などを読むと、その内容が胎児にはわかるので、できるだけ情操教育をしておけばよいと思います。

(経典『じょうずな個性の伸ばし方』より)

【体験談】生まれる前のこと(胎内記憶)を覚えている子

ママのお仕事を「上から見ていたの」

3歳の娘とテレビを見ていたら、キャビンアテンダントの機内シーンで、突然、「ママもこのおイスに座って、ここから逃げてくださいって言ってたんだよね」と言い出しました。緊急脱出訓練のことだと思いましたが、私がCAだったことを娘に話したことはなく、「どうして知っているの?」と聞くと、娘は「上から見ていたの」と答えました(東京都・Y.Oさん)

天使さんがママのところへ導いてくれた

「ママのおなかのなかに行くとき、道を間違えちゃったら、天使さんが『こっちだよ』って教えてくれたんだ」と言っていました。(神奈川県・M.Kさん)

「ふわふわ飛んでおなかに入ったの」

「下の方に日本が見えていて、次々にみんなが飛び込んでいったよ。日本につくと光がパーッと広がっていって、明るくなるからボクも飛び降りたんだ。そしたら、ふわふわ飛んでおなかに入ったの」と話してくれました。(大分県・T.Tさん)

参考文献

子育て体験談

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