弟の魂が、笑顔になって天国へ――供養を重ねた先に 【幸福の科学信仰体験談】

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幸福の科学の供養で、故人を癒すという奇跡が起きた

若くして亡くなった弟を思い、心を痛めていたマイケルさん。幸福の科学に出合い、あの世があることを知って、供養を重ねていくと、大きな奇跡が訪れました。(マイケルさん/ニュージーランド/男性)
月刊「幸福の科学」第354号より転載・編集

20歳で亡くなった弟

私はオーストラリアのブリスベンに生まれました。家族は母と私と3人の弟妹、そして母の再婚相手(パートナー)である義父と、2人の連れ子。やがて母と義父に2人の子どもが生まれ、我が家は大家族でした。

義父は体が大きく乱暴で、私が10歳ぐらいのときから、私たち兄弟に肉体的な暴力や言葉の暴力を浴びせるようになりました。私は暴力やケンカが嫌いで、皆を笑顔にしたいと思っていましたが、そうできないことが苦痛でした。優しい母の存在だけが、私にとっての安らぎでした。
17歳になると、私は調理師の職を得て学校を辞め、18歳で家を出ました。調理師は天職ではないと感じていましたが、まずは10年働いて自立しようと考えたのです。

悲劇が起きたのは、私が23歳のとき。3歳年下の弟・カオが、ドラッグに手を出すようになり、薬物過剰摂取で亡くなってしまったのです。カオは、賢くユーモアのある青年でした。カオを失ったことは、家族にとって大きな悲しみとなりました。

「カオはどこへ行ったんだろう。天国へ召されたのか、それとも……」

弟の死を機に、私は「人生の意味」や「真理」を強く求めるようになっていったのです。

やっぱりあの世はある

その後、私は、実父を頼ってニュージーランドに引っ越しました。27歳のとき、周囲の勧めで大学に入学。宗教学を学び始めました。

そんなある日、父の友人の日本人男性が、私にハッピー・サイエンス(幸福の科学)を紹介してくれたのです。興味が湧き、早速、 大川隆法総裁 の著書を読みました。『 太陽の法 』『 黄金の法 』『 永遠の法 』、そして『 仏陀再誕 』。

それらの書籍には、人間には永遠の生命があり、死後も霊界で生き続け、魂修行のために再び地上に生まれ変わってくると説かれていました。また、究極の神仏が宇宙や人間を創られた理由も整然と語られており、すべて納得できたのです。

もっと学んでみたいと思った私は、幸福の科学のリトリート(研修)に参加しました。そこで出会った人々は、皆ハッピーで、他の人の幸福を心から願っている方ばかり。

その姿に感銘を受けた私は、自分も他の人々を助けられる人間になりたいと決意し、幸福の科学に入信することを決めたのです。

暗闇に沈む弟の姿

翌年、私は「海外信者のための研修」に参加するため、渡日しました。初めて参拝した 総本山・未来館 で、エル・カンターレ像の前に座り、瞑想していたときのこと。ふいに、弟の姿が浮かんできたのです。

(あっ、カオ……)

弟は亡くなったときと同じ状態で、暗闇に横たわっています。その姿を見て、弟が救われていないと気づいた私は悲しくなりました。そして、弟を助けるには、私がもっと信仰を深めなければならないと、重い責任を感じたのです。

「どうかお導きください――」

私は自己変革の誓願(せいがん)を立て、その日から、幸福の科学の基本教義である四正道(愛・知・反省・発展)の実践に取り組みました。

人を愛し、謙虚に教えを学び、過ちを反省し、社会の幸福に貢献する。
そうした正しい思いと行いで日々を生きていくと決意したのです。そして毎年必ず、カオのために、先祖供養や愛念供養の祈願を受け続けました。

家族の調和を目指して

ある年の先祖供養の式典中に、こんなインスピレーションを受けました。

「マイケル、君が幸福の科学の教えを実践し、努力し続けることで、弟の状態も改善されるでしょう」

幸福の科学では、死後、迷っている魂を救うためには、地上の家族が真理を学び、調和して生きることが大切だと説かれています。しかし私にとって、義父を許し、愛することだけは、どうしても難しかったのです。

「この心を変えなければいけない」

そう決意した私は「両親に対する反省と感謝」研修に参加し、義父から受けた暴力や暴言ではなく、してもらったことを思い出すよう心掛けました。貧しいなかでも海に連れて行ってくれたことなど、一つひとつに感謝する修行を続けていきました。他の人に優しく、他の人を許し、なにより自分自身を許すことも実践したのです。

オーストラリアに住む家族と電話で話すときは、できるだけ愛と感謝を言葉で伝えました。

家族間でいさかいがあるときは、「まず、自分から愛することで関係が変わるんだよ」と、幸福の科学の教えを伝えました。すると、次第にバラバラだった家族が調和し、仲良くなっていったのです。母や弟妹たちも、幸福の科学の信者になりました。大川総裁の教えが、家族を救ってくれたのです。

光に包まれた弟の笑顔

その後、再び弟の供養を受けたときのこと。目を閉じていると、弟が、見たこともないような笑顔で現れたのです。

「ありがとう兄さん。僕はもう大丈夫だよ」

弟は光に包まれ、本当に幸福そうでした。

(カオ、よかった――!)

それまでの人生で感じたことのない、幸福な瞬間でした。

このとき私は「生命は永遠である」という転生輪廻の教えが真実で、重要な意味があると確信したのです。
主エル・カンターレ、大川隆法総裁、そして天上界のご指導に、心から感謝しています。私はこの教えで人生を変えることができただけでなく、あの世にいる弟にも良い影響を与えることができました。

世界の、特に西洋の人々は、キリスト教で明確に説かれていない転生輪廻や霊界の真実を知らず、故人に愛を伝えきれなかったことを悔やんでいる人も多いと思います。

でも、決して遅くはありません。幸福の科学の教えを知れば、故人を癒してあげられます。それは大きな奇跡です。私はこれからも、世界中の人々のために、 幸福の科学の信仰と先祖供養の素晴らしさを伝えていきます。

与えられているもののなかで最善の生き方をしよう

供養する側には修行が必要

永遠の生命の世界

先祖を供養するには、その前提として、供養する側に修行が必要です。まず、仏法真理を学習すること、真理の書籍を読み、幸福の科学の各種行事に参加して、学習を深めること、そして、仏の光の感覚を身につけることが大事です。その結果、その光の一部を廻向していくことが可能になるのです。
自分自身が、光を発する灯台とならずして、闇夜の海を照らすことは不可能です。闇夜のなかで、航路が分からなくて迷い、漂っている船があるとき、「その船を救わなければいけない」と、いくら言っても、灯台から光が出ていなければ、どうしようもないでしょう。

(経典『永遠の生命の世界』より)

悟りの力によって供養される

永遠の生命の世界

自分も手探り状態のままで、「何とか救いたい」と一生懸命に言っているよりも、まず、光を灯すことです。そうでなければ導けないのです。光を灯すために、この世の人間は、仏法真理を勉強して、修行をする必要があります。それをせずに、「ただただ救われたい」という一念で、毎日、先祖供養ばかりするのは考えものです。それよりは、まず、修行をして悟りを高めなければなりません。悟りの力によって先祖は供養されるのです。これが原点です。

(経典『永遠の生命の世界』より)

主エル・カンターレの救いの光―幸福の科学の「供養」

故人を偲び、来世の幸福を祈る供養の心は尊いものですが、その一方で、迷っている故人の霊を成仏へと導くには、正しい霊的知識を知らなければ難しいのも事実です。

主エル・カンターレ、大川隆法総裁は、「どのような心で生きた人が、天国に還るのか」「地獄から天国に上がるには、どうすればよいのか」など、私たちが、この世でもあの世でも正しく幸福に生きるための教えを、数多く説いてくださっています。

すべての人の幸福を願われる、主エル・カンターレの教えから、「正しい供養」のあり方を学んでみませんか?

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