男性恐怖症を克服―恋愛・結婚―【体験談】
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父親への考え方を変えたら、優しい彼と結婚できた
両親の不仲を見て育ち、男性に不信感を持っていたというAさん。社会人になり、男性上司にも葛藤を持ってしまいます。しかし、幸福の科学で学んだことを生かしてみると、異性への恐怖心が解け、ついに優しいご主人と結婚することができました。
(A.Nさん/東京都/女性/月刊「ヤング・ブッダ」第122号より転載・編集)
男性に対する「理解」と「尊敬」が私の人生を変えた
上司への嫌悪感
私は25歳で結婚し、今は幸せな結婚生活を送っています。でも、もともとは「男性恐怖症」で、ごく最近まで恋愛ができませんでした。男性恐怖症を克服できたのは社会人になってからです。職場の上司や父への見方が変わったことがきっかけでした。
職場の直属の男性上司は、自分の思い通りにいかないとすぐに機嫌を損ねて嫌味を言ってくるタイプ。当時の私はそれが生理的に受け付けず、嫌悪感を抱いていました。しかし、幸福の科学の教えを学んでいた私は、「嫌悪感を抱いてばかりでは何も変わらない。まずは自分が変わらなきゃ」と、上司の良い面を見る努力をしたのです。すると男性が社会で責任を背負って働くことの大変さが見えてきて、上司を少しずつ理解できるようになりました。そこで、思いきって感謝や尊敬の言葉を伝えるようにすると、上司の態度がガラッと変わり、きつく当たってくることはなくなっていきました。
父への感謝の気持ちが生まれた
そのことがあってから、父への見方も変わりました。板前をしていた父は無口で、家族とはほとんど会話がなく、母との関係も冷え切っていました。また、両親は「授かり婚」な上に共働きで、小さい頃からあまりかまってはもらえず、「私が生まれなければ、両親にはもっと違う人生があったかもしれない」「どうせ私のことなんて邪魔なだけだ」などと思っていました。そんなふうに自分を責める気持ちや、寂しいという思いから、父に対して徐々に不満と軽蔑を抱くようになってしまったのです。しかし上司との一件があったことで、父との関係を振り返るきっかけが得られ、私はあることに気がつきました。それは、父が家では仕事の弱音や愚痴をほとんど漏らさない人だったということです。後に母から聞いたのですが、父は家族に言わなかっただけで、実は職場で毎日のように調理長から激しい罵倒や時には暴力を受けていたというのです。それを聞いて、何も言わず家族のために一生懸命働いてくれていた父に申し訳ない気持ちと、感謝の思いが込み上げてきました。こうして父や上司への理解と尊敬の思いが生まれていくにつれて、男性恐怖症も徐々に薄らいでいったのです。
理想の男性と出会えた
私は次第に男性の良いところを見たり、「理解しよう」と歩み寄っていく自分に変わることができました。すると、ちょうどその頃、現在の主人に出会ったのです。 彼は優しく誠実で、いつも人を理解しようとする姿勢がある人でした。これまで、「弱い自分を見せたくない」という気持ちから、負けじと必要以上に片意地張っているところがありましたが、彼の人柄に触れ、寛容さや自然体でいることの大切さが分かり、一回り成長することができました。心の余裕ができ、よく周りからも、「前より柔らかくなったね」と言われます。
冷え切っていた父と母との関係も、幸福の科学の教えを実践することで、今はとても円満になっています。私もこれから主人と二人、円満な夫婦関係を築き、幸せな結婚生活を送りたいと思います。
「あなたと結婚したい」と言われるような自分になる
『コーヒー・ブレイク』(大川隆法 著/幸福の科学出版) より抜粋したメッセージベストの伴侶を得る方法
自分が理想とする伴侶像はいろいろあるでしょうが、そうした人がいま現れたとして、「あなたと結婚したい」と相手に言われるような自分になることが先決なのです。自分にとって理想の相手を追い求めることが先決ではありません。自分が理想とする伴侶の条件をリストに書いて、「自分の理想はこういう人で、この人となら結婚したい」と言って追いかけたところで、そうした人は、残念ながら、いないのです。
そうではなく、「理想の人が現れたとき、その人が結婚したくなるような自分とは、どのような自分であろうか」と考えて、そのための自分づくりをした人のところに、理想の人は現れるのです。
(経典『コーヒー・ブレイク』より)