死ぬと人はどこに行くの?【霊的世界のほんとうの話】
Q. 人は死ぬとどこに行くのですか?
A. 四十九日ぐらいであの世に行き、生前の反省をします。
目次
死後三週間ぐらいはこの世をうろうろしている
死者の霊は、四十九日ぐらいまでには、この世を去らなければいけません。ほんとうは、死後二十一日ぐらい、三週間ぐらいしたら、もうこの世であまりうろうろしていてはいけないことになっています。長く見ても四十九日ぐらいまででしょう。
それまでは、しばらく“放し飼い”にされているというか、あの世にまだ完全には行けず、この世とあの世を行ったり来たりしているような状態で、ふらふらしていて、この世のいろいろな人のことを見ています。
「自分が死んだあと、葬式をどうしているか」ということから始まって、「財産分けをどうしているか」「会社の事業がどうなっているか」「子供たちは、けんかをしていないか」「妻が浮気をしていないか」など、いろいろなことが気になって、二カ月弱ぐらいは、この世をうろうろしているのです。
やがて、日がたってきて、ある程度の期間が過ぎると、霊体として、この世の物質的なものが少しずつ落ちてきます。それで、「そろそろ行こうではないか」と言われてあの世に行くのです。
三途の川を渡り、「天国・地獄をふるい分ける前の世界」に着く

そして、よく言う「三途の川」のあたりに来て、それを渡ると、本格的な死者になります。「精霊界」と言ってもよいし、「幽界」と言ってもよいのですが、まず霊界の入り口に入るのです。三途の川の向こうでは、たいていの場合、菜の花などのきれいな花がたくさん咲いています。
それから、昔の身内や友人など、いろいろな人が迎えに来ます。そのため、最初は「天国に来た」と錯覚するのですが、勘違いしてはいけないのは、「最初に行く所は天国ではない。まだ天国・地獄をふるい分ける前の世界である」ということです。
そのような、まだ自分の行く先が分からない所でしばらく霊的生活をして、生前の反省をします。
“人生ドラマ”を見て、生涯を反省する
生前のことを反省する際に、映像を通して、生まれてから死ぬまでの自分の人生を見せられることが多いのです。この世的な感覚としては、二時間ぐらいの“人生ドラマ”なのですが、あの世的な感覚としては、ものすごく短時間で見たような感じがします。
そして、その“人生ドラマ”の映像には、自分自身の姿が映っているわけですが、それはつまり「自分の目で見た映像ではない」ということです。このアングルは何かというと、実は、「守護霊の目」なのです。要するに、「守護霊の目で見た『自分の人生』を編集して、ダイジェスト版の映画にしたら、こうなる」というものを、死んでから一度は見せられることになるわけです。この“人生ドラマ”は、心の中で思ったこともわかるようになっています。
これは、たいていの人にとって、嫌なものです。恥ずかしいシーンや隠したいシーンが多く、他の人に見せたいシーンは、大して出てこないというような状況です。ほめてもらいたいシーンは、それほど出てきません。逆に、「ほめてもらいたい」と思って、いろいろと画策しているようなところが出てきたりします。
そのように、「自分はどういう人間であるか」が明らかにされてしまうのです。しかも、“人生ドラマ”を上映する際には、親類縁者や友達など、その人と関係のある人が、いろいろと集まってきます。年を取ってから亡くなった人であれば、自分より先にあの世に行っている人が多いので、その分、大勢の人に見られることになります。
そして、上映が終わったときに、拍手が起こるか、それともシラーッとしているか、みなの反応を見れば、「自分は、これから先、どの世界に行くべきか」ということが、何となく分かってくるのです。そのようにして反省をし、あの世での行く先が決まってくるわけです。
あの世のことがよくわかる!
『霊的世界のほんとうの話。』

「人間は死んだらどうなるの?」「神さまがいるのに、なぜ悪がなくならないの?」など、素朴な疑問に答えるスピリチュアル入門の決定版。霊的な知識がわかりやすく網羅されています。この記事は同書Part1-Chapter1「人間は死んだ後、どうなるのか」を元に作成しました。
イラスト解説「死ぬと人はどこに行くの?」
誰にも必ずこの世を去る瞬間が訪れます。その時、私たちは、どんな体験をするのでしょう?突然の心臓発作で亡くなってしまった方のケースから、「人は、死んだらどうなるのか」を学んでみましょう。
1.肉体から魂が抜け出す
心臓が停止して亡くなった後に、肉体に宿っていた魂が抜け出します。魂(霊)になると、周りの人に話しかけても通じません。初七日(しょなのか)のころまでは、戸惑いながらも、自分の葬儀や家族の様子などを見て過ごします。
【霊子線】
肉体と魂をつなぐもので、心臓停止から一日ほどで切れます。霊子線が切れたときが人間の本当の死。もう肉体には戻れません。
スムーズに旅立てる人
死後一週間以内に、先に亡くなった両親や兄弟など、縁ある方が迎えに来てくれます。
幽霊としてさまよう人
魂やあの世を信じていないと、自分が死んだことに気づかず、この世をさまよい続けることも……。
2.三途の川を渡ってあの世へ
導きの霊に連れられて、あの世の入口に来ます。そこには、昔から言われている、有名な「三途の川」が。川面(かわも)を飛んで渡る人、舟で渡る人、泳いで渡る人など、その人の心境に応じてさまざまなスタイルで渡ります。三途の川の渡り方でその後のコースのよしあしが予想できるのです。
川を軽やかに渡れる人
正しい心で生きていた人は、川の上をスーッと渡ったり、橋が架(か)かってその上を渡ったりできます。
溺れながら渡る人
お金や地位などに執着がある人は、溺(おぼ)れながら渡ります。そのとき、"執着の象徴"である、お札や名刺などを落としていかなければいけません。
3.自分の人生を見せられる
三途の川を渡ってしばらく行くと“映画館”があり、ここではなんと"自分の一生"が上映されます。生前の行いだけでなく、思ったことまで全部公開され、その内容に応じて天国行きか地獄行きかが判定されることに。観客席にはイクゾーさんとご縁のある霊人が集まっています。
天国に還れる人
生前、清らかな心を保ち、人のために生きた人は、多くの人に祝福され、天国に還(かえ)れます。
地獄に行く人
身勝手に生きたり、他人を苦しめたりした人は、地獄に赴(おもむ)き、反省が終わるまで天国に還れません。
【書籍で学ぶ】死ぬと人はどこに行くの?
『信仰の法』第3章 「未来への扉 4 あなたの未来、死んだあとはどうなるのか?」より抜粋したメッセージ天国・地獄を知れば、ライフスタイルが変わる
もし、あの世があるならば、この世でどのように生きなければならないかをあらかじめ決められることになるし、その"予習"もできることになります。
また、「死ぬまでの間、後悔しない生き方とは何か」という問いに対し、自分で答えが出せるということでもあるのです。
(『信仰の法』より)
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