UFO航行の原理

※本記事は『ザ・コンタクト』 (大川隆法 著)より抜粋したものです

人類は百年以内にUFO技術を手に入れる

いま地球に来ているUFOの技術は、それほど高いものではありません。地球の科学文明から見ても、あと百年もすれば充分に入手できる能力です。

ただ、そのためには、超えなければならないハードルがあります。物理学者のアインシュタインは、「光の速度(光速)を超える速度はありえない」と言いましたが、そうした物理学を超えなければならないのです。

人間が肉眼で見ることができる宇宙の星は、何百光年、何千光年、何万光年、何十万光年の距離を隔(へだ)てています。現在のスペースシップ(宇宙船)では、その距離を移動することは不可能です。

では、アインシュタインの定義を超える速度を持った乗り物を、はたして人類は開発することができるのでしょうか。

可能です。私は光の速度を超える速度を知っています。それは、異次元世界において、すなわち、四次元以降の「霊界」といわれる世界において、私が常に体験していることです。

「UFOの原理」は「タイムマシンの原理」に似ている?

四次元以降の世界においては、過去の世界を見ることも、未来の世界を見ることも可能です。タイムマシンの原理と同じように、何百年前、何千年前の時代を見ることも可能であり、また、未来を見ることも可能なのです。

これは、「霊的な速度(霊速※)は光速を超えている」ということを意味しているのです。

霊界のなかには、地球だけで完結している部分と、地球以外の他の星や銀河と連結している部分とがあります。特に、「九次元」といわれる世界、別名「宇宙界」ともいわれる世界においては、地球霊界と、知的生命体が住んでいる他の星の霊界とは、つながっています。

三次元世界において、光の速度で何万年も何百万年もかかる距離であっても、霊界を通ると、一瞬で移動することが可能です。要は、異次元空間を飛ぶ科学を開発することです。そして、それは可能なのです。

現在の物理学や天文学の限界の果てにあるもの―それは私たちが科学している霊界の科学です。この両者が合体したとき、人類は異次元空間を旅行して、他の惑星に行くことが可能となるでしょう。

現在の科学技術をもってしては、月や火星に植民都市をつくることをもって、人類はまだその限界としていますが、やがては異次元空間を飛んでいくことが可能となるでしょう。私はそれを予言しておきます。

※霊速(れいそく)…光速を超える、霊の速度のこと。高次元の存在は「霊子」でできており、光よりも速い速度で移動することができる(『釈迦の本心』『黄金の法』〔共に幸福の科学出版〕参照)。

あの世の次元構造.jpg

あの世の次元構造
あの世(霊界)は各人の意識の高さに応じて住む世界が分かれ、地球では四次元幽界から、人霊としての最高段階である九次元宇宙界まである。地獄は、四次元のごく一部に巣くう、迷える霊の世界である。

突然、現れたり消えたりするUFOの不思議

いろいろと伝えられているように、UFOの現れ方や動き方は、まるで幽霊のようであり、物質化したり消えたりします。現れたかと思うと、ふっと消え、まったく違う場所に、ふっと出てきます。

UFOは、姿が現れたときにはレーダーで捉(とら)えることができますが、姿が消えると、同時にレーダーからも消えてしまいます。まことに不思議です。

実は、異星人たちは霊界ルートを知っており、霊界ルートを使って、あの世とこの世を行ったり来たりできるのです。彼らの科学技術はそのレベルまで進んでいるわけです。

地球の現代の科学技術も、実際には、それにかなり近いところまで来てはいるのですが、あの世とこの世を行ったり来たりするには、もう一段の理論的な進歩が必要です。

科学者たちの多くは、「この世のものが、この世のものでなくなる」ということを信じられずにいます。しかし、素粒子の世界まで行くと、「物質なのか物質でないものなのかが分からない」というようになってきています。

「E=mc2」(エネルギー=質量×〔光速の二乗〕)という式で表されるように、物質とエネルギーは等価変換できるものなのです。この式の意味は、「物質とエネルギーは等価である」ということです。

この法則を、霊界をも貫いて適用すると、「霊界の光エネルギーは、この世に物質化すること、すなわち、この世に物質として現れることができ、また、消えることもできる」ということです。

霊界とこの世を貫く法則でいけば、「エネルギーが物質になり、物質がエネルギーになる」ということは、まったくそのとおりなのです。

なぜ、銀河の外まで一瞬で移動することができるのか

霊界においては、事実上、距離がありません。感覚としては距離を想像するのですが、具体的な距離はないのです。

そのため、霊界を通っていくと、地球から月や火星まででも、あるいは、太陽系の圏外や銀河の外まででも、時間的には一瞬で移動することが可能なのです。

この世では、直線的な距離が非常に長く見えたとしても、四次元以降の世界を通ると、この世的には直線に見えた距離が、違ったものになってきます。

たとえば、この世の人が、マラソンをして、42.195キロの距離を直線的に移動するとします。この場合、42.195キロという距離は厳然として存在し、これを変えることはできません。移動時間を縮めるには、自転車や自動車で走る、ヘリコプターで飛ぶなど、速度の速い乗り物を使う以外にないのです。

そのため、この世では、ロケットなどをつくり、速度を上げようとして一生懸命に頑張っているわけです。

ところが、霊界科学を適用すると、直線に見えていたものの端と端とをくっつけ、丸く円環状にすることができます。目的地を霊的に確定すれば、出発地と目的地をくっつけることができ、そうすると、一瞬で、この世的に言えば一秒で、どこにでも行けるようになるのです。

これが霊界なのです。その意味で、霊界には、この世的な三次元の空間概念がないのです。

そのようにして移動するために必要なことは、それを受け入れるだけの認識力と、いわばワープする技術力です。その技術は異星人から手に入れたほうが早いのではないかと思いますが、やがて、そのような、異次元空間を通り越す技術も開発されるでしょう。ワープ技術を三次元空間のみで考えて「不可能だ」とする最近の学説は間違いです。

異次元空間を通るとき、体はどうなっている?

宇宙船が異次元空間を通っているときには、体も一緒に異次元空間を通っています。そのため、本人たちは同じ体のままでいるつもりでも、客観的に見れば、同じではなくなっているでしょう。

この世では物質化している体が、異次元空間を通っているあいだは、おそらく、光のエネルギー体に“翻訳”されているはずです。宇宙船と同じく、なかに乗っている人間も、ただのエネルギー体のようになっているはずです。それは、言ってみれば、魂のようなもの、あるいは、人魂のようなものでしょうか。

この科学技術は、おそらく、21世紀中には、全面的に手に入れることはできないにしても、ある程度のところまでは解明されることでしょう。

アブダクションで使われる、壁をすり抜ける牽引ビーム

いま、アメリカでは、UFOとの遭遇や、UFOによる誘拐事件などが、かなりの件数に上っており、大きな問題になってきています。

たいていは、催眠術のようなものをかけられて記憶を取り去られているため、本人にも分からない場合が多いのですが、「鼻血が出たりするので調べてみると、鼻の粘膜のなかに金属片を埋め込まれている」などということがあるのです。このたぐいの事件がかなり起きています。

そういう人に退行催眠をかけて、過去のことを語らせてみると、「実は、UFOにさらわれたことがあり、その期間の記憶だけがなくなっている」ということが分かるわけです。

たいていの場合、「家の寝室にいるときや、ハイウエーを夜中に一人で走行しているときなどに、スーッと意識が消えて、意識が戻ったときには一時間ぐらいたっている」というようなことが多いのですが、そのあいだに、UFOにさらわれて、体をいろいろと調べられたり、実験をされたりしているのです。女性の場合には、おなかのなかで異星人との合(あい)の子のようなものをつくる実験をされることもあるようです。

不思議なのは、連れ去られる際、壁などの、この世の物体をまったく無視した行動が取れることです。特殊な光線を当てられると、体が浮いて、窓からでも玄関からでも、そのまま、スーッと出ていくのです。まるで魂の体外離脱と同じような現象が起きています。

UFOから出ている、この牽引光線の性質が、いったい、どのようなものなのかについては、これから研究がなされることになると思います。

そういうことが現実に起きているのですが、技術的に差があるので、なすすべがないのです。

異星人は三次元空間と四次元空間を行き来することができるため、こちらは彼らを逮捕することができません。彼らは壁を通り抜けられるのですから、どうしようもないのです。幽霊を捕まえられないことと、まったく同じです。

このような現象は数多く起きており、21世紀の大きな課題になってくると思います。

葉巻型…母船。数百人乗りのものから全長数kmの超大型船まである。

円盤型(アダムスキー型)…灰皿を上下に合わせたような形の旧式のUFO。

箱型…黒い御影(みかげ)石のような形。普段はインビジブル(不可視)モード。

ダイヤモンド型…クリアカットのダイヤモンドのような形状。

ピラミッド型…底からロケットのような火を噴射する。

上下二段型…二階建てで、二階と一階では回転数が異なる。

Books:『ザ・コンタクト』この記事は『ザ・コンタクト』より抜粋しました。

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