悪とは何か―大川隆法総裁 心の指針185―

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大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の布教誌月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。

月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2020年5月号でもご覧いただけます。

今回の「心の指針」では、善悪を見分けるための基準や、悪から離れるための心のあり方が説かれました。神仏が善とされる価値観が込められた、幸福の科学の楽曲制作などに携わる中田昭利(なかたあきとし)さんにお話を聞きました。

中田 昭利(なかた あきとし)

HSU未来創造学部芸能・クリエーター部門専攻コース担当局長 兼 メディア文化事業局担当局長(音楽担当) 兼 ARI Production(株)取締役

1954年、東京都出身。一橋大学を卒業後、音楽出版社に勤務。退職後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校でMBAを取得。ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)ディズニー・ミュージック・グループ アジアパシフィック・日本代表に就任し、「ディズニー・オン・クラシック」等を企画製作。2010年に幸福の科学に出家し、国際局などを経て現職。

神なき国には正義がない

今回の「心の指針」の、「神がいなければ、善も悪もないだろう」というお言葉を読んで、新型コロナウィルスの情報隠蔽(いんぺい)が問題視されている中国を思いました。全体主義国家の中国は“神がいない国”であり、善悪や正義がないので、国民にとっては“地獄”だと思います。一般的には、法律や道徳に反する行為が「悪」とされますが、中国を見て、改めて「神仏の目から見た善悪を考えなければいけない」と感じました。

また、私は自分の体験から、国家だけでなく個人においても、神仏の心を知ることが大切だと考えます。

私は幸福の科学に出合うまでは、自分の自己実現だけを求めて生きていました。30代のころ、勤務していた音楽出版社を辞めて、MBAを取るためにアメリカに留学しましたが、いかに売上を上げるか、社会の中で生き残るかを勉強するうちに、私の心は焦りや苦しみを感じるようになりました。

神仏の教えで善悪を知った

そんなとき、幸福の科学の「与える愛」の教えに出合いました。それは「自分のためだけの成功を願うのは間違い(奪う愛)で、多くの人の幸福を願う自己実現が善(与える愛)である」というものです。それを知って私のなかで価値観の大転換が起き、利他の心を持てるようになったのです。法友と教えを学ぶなかで、魂が成長する喜びを感じ、心が軽くなり、気持ちが明るくなっていきました。そして、自分が本当に求めていたのは、地位や名誉を得ることではなく、「魂の成長」だったのだと気づいたのです。

その後再就職した企業では、愛の思いで仕事に励み、成功することができました。自分の成功だけを求めても、通常は悪とまでは言われませんが、神仏の心に照らすと悪になることもあると気づけた体験でした。

現在は、幸福の科学に出家し、音楽事業を通して、神仏の心をお伝えする仕事に携わっています。神仏の心にかなった楽曲を、多くの方に聴いていただきたいと思います。


本内容は、月刊「幸福の科学」第399号より転載し、編集を加えたものです。

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