どうして「宇宙の法」が必要なのか?

(最終更新:

「宇宙の法」を学ぶ意義―今、地球人に必要な教えとは何か

幸福の科学では、その草創期より「宇宙」や「宇宙人」についての教えが説かれ、1986年に大川隆法総裁によって書き下ろされた『太陽の法』(1987年初版)には、「地球で生まれた人霊と、宇宙の他の星から招来され、肉体で来た者や魂で来た者などによって、地球人類ができてきた」という、「創世記」に当たる部分が記されています。

さらに、「宇宙人リーディング」※などの探究によって、魂のルーツが宇宙にある人は、3~4割ほどの割合で存在していることが明らかとなりました。つまり、地球人として生きている人のなかに、宇宙人の過去世を持つ人が半数近くいるということです。「宇宙人」はUFOに乗って現れるばかりではなく、すでに地球に深く根付いているのです。

※地球人として生きている人の「魂の記憶」から、宇宙人だったときの部分を呼び出し、現在進行形の対話ができるかたちで再現すること。

宇宙人やUFO(未確認飛行物体)に関し、日本は非常に後進国です。
しかし、世界各地にはいま、数多くのUFOが飛来しています。そして、いたるところで事件が起きつつあります。
私はあなたがたに予言します。日本でも、そう遠くない将来、UFOの大群が都市の上空に現われるでしょう。あなたがたはおそらく、彼らの宇宙船の姿を、新聞の一面の写真やテレビのニュース番組で見ることになるでしょう。そして、彼らのうちのある者は地表に着陸し、その姿を現わそうとするでしょう。
しかし、そのときに心してほしいのです。地球への飛来者たちは神ではないし、また、そのすべてが必ずしも善良なる人びとではないのです。
宇宙には知的生命体が数多く生きていますが、地球の国連の憲章と同じように、宇宙にも協定があって、「ある星のなかで、人びとが愛し合い、調和し合い、建設的に生きているあいだは、他の惑星の人間はその文明に介入してはならない」というルールがあります。
介入が許される唯一の例外は、その惑星に住む人たちが、みずからの手によって文明を破滅させようとしているときだけです。ただ、そのときには、善良なる者も介入してくるでしょうが、同時に悪なる者も介入してくるということを、心しておかねばならないのです。

(書籍『ザ・コンタクト』より)

宇宙標準で見ると、地球の科学文明の技術は最先端とは言えず、どちらかといえば、他の星から地球まで来られる人たちの平均から見れば、確実に劣っていると思われます。
(中略)
しかしながら、文科系、あるいは芸術系においては、地球の文明は、宇宙の標準よりもはるかに高いレベルを持っています。そして、ここが今、彼らが勉強しなければならない部分なのです。科学技術的なところでは、若干、劣ってはいても、文科系的なものの考え方のところで、地球は非常に進んでいます。こうしたところや、あるいは文学的なところが、宇宙人たちには分からないわけです。

(書籍『青銅の法』より)

実際に、いろいろな宇宙人が地球に来ていますが、ハリウッド映画等で描かれているような、「宇宙人による地球侵略」というようなことばかりが起きるわけではありません。もし、そういう宇宙人ばかりならば、地球侵略は、とっくに始まっているはずです。
彼らは、そういう目で地球を見ているわけではなく、「地球において、今、この時代まで生き延びてきた人類と、宇宙の仲間たちとは同根である」ということを知っています。
そのため、彼らは、「この地球独自の文明が、今後どのように発達し、発展していくのだろうか」「自らのかつての同胞たちが、この地球において、どのような文明をつくっていくのだろうか」と思いながら、地球を見守り、交流してもよい時期が来るのをじっと待っているのです。
その時期は、ごく近いところにまで迫ってきています。
したがって、私は、「宇宙人と交流する前提として、人々に知識を与えなければならない」「日本人のみならず、世界の人々に、本当の知識、すなわち、真実を教えなければならない」と思っています。私たちは、真実に基づいて、「どう判断し、どう行動すべきか」ということを考えねばならないのです。
そうした共通知識ができて初めて、宇宙との交流が始まります。
――「『不滅の法』講義」より

幸福の科学・大川隆法総裁は、現在進行形で「宇宙」や「宇宙人」に関する探究を続け、「宇宙の法」の完成に向けて歩みを続けています。「宇宙の法」は、すべての宇宙や生きとし生けるものの生命創造の秘密を解き明かすとともに、地球人が本来あるべき姿を教えてくれるものです。

「違い」のもとにあるものを理解し、争いをなくすために

地球上には、民族の違いや宗教の違い、さまざまな文化や習慣、考え方の違いがありますが、実は、こうした「違い」の背景には「出身星の違い」という理由が隠れている場合があります。

今、宇宙人はかなりの割合で地球に来ているようですし、近年に来た者も多いのです。
ただ、地球に来てからの年数が一万年ぐらいはたっているような宇宙人であれば、ほぼ地球人と見なしてよいかと思います。その間、地球での転生をかなり繰り返しているはずだからです。
一方、最近になって地球へ来た人の場合、もともとの価値観はそれほど大きく変わっていないと思うので、この世的には多少“不思議な感じ”に見えます。
(中略)
そういう人には、何らかの才能があって、普通の人と違うところがあるわけです。何か“優れた面”が必ずあって、“強い個性”を持っています。「この個性は、もうどうしようもないかな。そう簡単には変わらないから、受け入れるしかない。どうにかして他の人たちと共存するしか方法はないな」と思われるタイプの人を、「元宇宙人だ」と推定してリーディングをすると、だいたい宇宙人としての過去が出てきました。やはり、何かの面で進んでいなければ、地球には来ることができなかったはずなのです。
ただ、地球のほうが進んでいるところもあるので、彼らはそれを勉強しに来ているのだと思います。
地球がほかの星よりも進んでいる部分は、「文化的な面」や「芸術的な面」、「豊かな情感」、「考え方」、「心の深さ」といったもののようです。

宇宙人リーディングによって、宇宙人の種類を数多く出しつつありますけれども、こういうものがブレンドされて、地球の新しい文明ができようとしているということを理解する必要があるでしょう。
したがって、相手のことを理解できず、腹が立ってしかたがないという人は、「まあ、宇宙人なのだから、しかたがないかな」と思うとよいかもしれません。そうすると、「許しの心」のレベルが、もう一段上がってくるのではないでしょうか。
例えば、「同じ人間なのに、どうして違うんだ?」と思うことがあっても、「いや、宇宙から来た方かもしれないな」と考えると、「それなら、地球で何転生かしないと、そう簡単にはいかないだろう」という気持ちも出てくると思います。
そのように、相手を一部分でも理解し、自分のほうも相手が一部分でも理解できるようにすることによって、一歩前進できるはずです。「長い目で見て、地球をよい星にしていくように、お互いに努力していこうね」というぐらいの気持ちを心の奥底で持っていれば、「我慢できる範囲」や「忍耐できる範囲」も広がっていくと思うのです。

人類は、人種の違いや民族の違いを超えて、一つに融和しなければいけませんが、そうした違いのなかで、「人間としての正しい生き方とは何なのか。地球人としての仏法真理とは何なのか」ということを樹立しようと考え始めると、さらに、その奥にあるものについても考えなくてはいけなくなってきつつあります。
それは、「人種や民族の違い、宗教の違いの奥にあるものは何なのか」ということです。
(中略)
それらを融和させるためには、その原因のところを探究しなくてはなりません。それが分かり、「なるほど」と思えば、互いに歩み寄って、新しい文明・文化をつくっていこうとする流れもできるのです。
「なぜ、自分の考えと、ほかの人の考えが、全然違うのか」、あるいは、「なぜ、他の民族とは考えが違うのか」というようなことが分からないままでは、どうしても、最終的な解決にはならないところがあります。

(書籍『宇宙からのメッセージ』より)

今、私は、それ(世界宗教のルーツ)を全部、整理し直そうとしています。そうした世界宗教のもとにあるものを、ルーツのところからきちんと整理し、世界の紛争を根っこからなくそうとしているのです。
核兵器を用いるよりも前に、宗教の根元から、その勘違いや、相互理解のできていない部分を、根本的に直そうとしているわけです。
幸福の科学は、そういう大きな使命を持っています。

(書籍『信仰の法』より)

日常生活の中で、性格や価値観が合わずに対人トラブルが生じる背景には、実は母星の違いが影響していることもあるでしょう。多様な宇宙人の特徴を知っておくと、相手を理解し、受け入れられる幅が広がり、良好な関係を築く力になります。

また、民族や宗教対立の裏にも、宇宙人の影響があることが判明しています。ある国の国力が増して他国を侵略していくようなときには、攻撃性の強い宇宙人・レプタリアンの魂が多数生まれ、指導者にも影響を与えています。そうした事情を知ることで、国際情勢の予測が立ち、対応策を考えることもできるのです。

地球人の背景にある「宇宙」というルーツを知ることで、考え方の違いを理解することができ、地球人として新たな文明を創る希望が生まれます。

地球以外の宇宙人も学ぶべき教え

創造主である地球神エル・カンターレは、地球人のみならず、宇宙人に向けても教えを説く存在です。大川総裁の説く心の教え(仏法真理)は、地球人のためだけの教えではなく、宇宙人も学ぶべき教えです。

宇宙の中で説かれている真理が、今、地球的なかたちに姿を変えながら、仏法真理として説かれているのです。
宇宙のさまざまなところで説かれている教えや、「正しく運営されている」と思われる文明の教えも取り込みながら法を説き、その次に、「宇宙の中での善悪」や「宇宙的正義とは何か」ということまで、説き来たり、説き去るのが、私の使命だと思います。

(書籍『不滅の法』より)

いろいろな惑星から持ち込まれたものを斟酌し、かつ、「地球における正しさとは何か」を示すのが、地球神エル・カンターレの教えです。それは、宇宙からきた人々が、地球人になるためのルールでもあります。

宇宙人たちの感情を透視してみると、地球人の持っている「愛の概念」のなかに、理解できないものがあります。「愛の概念」といっても、「男女が子孫を遺すための愛」「子孫維持のための愛」というものは理解できるけれども、それを超えた愛という概念が理解できない人が大勢いるのです。
(中略)
この地上においては、種族の保存という意味における「男女の愛」以外に、「隣人愛」や「世界愛」「民族愛」といったものが存在します。こうしたものが宇宙人たちには理解できないので、彼らは勉強したいと思い、今、何とか学ぼうとしているわけです。
そして、「自己犠牲」などという精神が、なぜ、高度な知性を持った存在に宿ることができるのかについても知りたいと思っています。
頭がよかったり、強かったりすれば、弱い者を滅ぼせます。それなのに、なぜ、滅ぼそうとはせずに、自己犠牲を払ってでも、愛の行為を示すのか、慈悲の行為を示すのか、平和を求めるのか。それが、なぜなのかが分からないから、勉強したいと考えているのです。

(書籍『青銅の法』より)

※宇宙人が地球で学びたい内容について詳しく知りたい方は、『青銅の法』第2章「自己犠牲の精神」と第5章「愛を広げる力」をお読みください。毎日守ると幸せになる「生き方の指針」が詳しく書かれています。

爬虫類的な姿を持ち、戦闘傾向の強い宇宙人(レプタリアン)は、地球神アルファの教えについて、リーディングで次のように語っています。

※エル・カンターレの本体が初めて地上に下生した姿

(アルファ神から教えられたことは)「『地球人類は弱い』って言ってるが、おまえさんは分かってない。弱いなかに強さはあるんだ。
いくら、この地上で命を滅したところで、宇宙には法則というものがあって、愛の力に抗えるものはないんだよ。おまえさんは、その愛を学びなさい。力のみが支配するなかにも正義はあるけれども、愛がなくなった力は不毛なものだ。
いつまでも力を求めていても、いずれ心が苦しくなる。力は必要だ。力は、発展のためにも、味方を守るためにも必要だ。だから、おまえは、力と同時に、精神的な愛を磨きなさい。そうするなかで、おまえは、もう一段成長し、本当に最強の戦士となれるだろう」と。
――『始原の神アルファとの出会い』より

また、科学技術や精神性が進化したベガ星人も、地球に来る理由をリーディングで明かしました。

「われわれ(ベガ星人)は千変万化する」と言いました。それは、ある種の創造ではあるんですが、その創造が、変化、変身の原理、トランスフォーメーションの原理にとどまっているんですよ。(編集注:ベガ星人には、自らの姿を自由自在に変化させる能力がある)
ところが、エル・カンターレの創造はそうではなくて、「ゼロから創り出していく力」を持っていらっしゃるんです。ゼロから、宇宙の「法」を創ったり、宇宙のいろいろな惑星や物質、世界を創り出してきているんですよね。
(中略)
ゼロから、無から有を生み出す、無から有を生み出すところの根本的な始原の法、「アルファの法」とも呼ばれていますけれども、アルファの法を、まだ学べていないんですね。これが、われわれの、今、学び残しているところなんです。
そうした始原の法、根源の法のところをエル・カンターレに学ぶために、われわれは来ています。

(書籍『宇宙人との対話』より)

「宇宙の法」により、地球という惑星の特徴や、宇宙における地球の位置づけが明らかになりつつあります。それは、私たちがなぜ生まれてきたのか、地球人として生きる根源の意味にも迫るものです。

人類の未来を見るための一つの思考材料にもなるだろうと思います。つまり、「宇宙においては、地球で見ることのできない多様な文明が展開されている」ということを知れば、地球人にとって、未来文明の可能性が広がることを意味しているだろうと思うのです。

(書籍『不滅の法』より)

PICK UP

『小説 揺らぎ』大川隆法書き下ろし小説
『小説 とっちめてやらなくちゃ-タイム・トラベラー「宇高美佐の手記」』大川隆法書き下ろし小説
『十年目の君・十年目の恋』(作詞・作曲:大川隆法)