『仏説(ぶっせつ)・正心法語』は、大川総裁の潜在意識である釈迦如来(しゃかにょらい)の意識でつづられています。仏教の教えの真髄が説かれているこの経文(きょうもん)は、伝統仏教のお坊さんからはどのように見えるのでしょうか? 現役の僧侶であり、幸福の科学の三帰(さんき) 信者※でもあるお二人に、お話を聞きました。(月刊「幸福の科学」第369号より転載・編集)

※幸福の科学で、「仏(ぶつ)・法(ぽう)・僧(そう)」の三宝(さんぽう)に帰依(きえ)することを誓った信者。

伝統仏教のお経と『正心法語』の違い

―お経をあげるとき、伝統的なお経と『正心法語』の違いを感じますか?

B氏(以下B)やっぱり、『正心法語』は仏陀の教えが現代語で書かれているので、読むたびにそこから学べるといいますか、そのときの心境で気づくことや、心に響く言葉が違ってくるんですね。

A氏(以下A)確かに、『正心法語』は経文の意味がストレートに入ってきますね。漢文のお経だと、どうしても左脳を通して入ってくるというか、ワンクッションかツークッションくらいおいてからやっと意味が入ってくるので・・・。

僕は漢文で読んでいるとき、ほとんど思考停止という感じですね(笑)

「大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)」とか、逐条(ちくじょう)解釈はほぼ無理で、お経のテーマをイメージしながら読むくらいしかできないものもありますし。

そう考えると、意味が分かって読めるのはありがたいですよね。

そうですね。とはいえ、大川総裁は伝統的なお経を完全に否定されているわけでなく、「真理を悟っている人が読めば、般若心経(はんにゃしんぎょう)にも効き目がある」とおっしゃっているので、そこにかけています(笑)

確かにそうですね(笑)

あと、伝統仏教との違いで言えば、初めて『正心法語』を読んだとき、伝統仏教の教えと違う部分がなかなか理解できませんでした。

違いと言いますと?

例えば、『正心法語』は「大宇宙に光あり―」という一節から始まりますよね。でも、伝統仏教の教えからすると、「一切皆空(いっさいかいくう)」なので「光」が存在することも認めないことになるんですよ。だから、「空(くう)だから光とかは認めちゃいけないんだ」みたいな。

なるほど。

自分の理解がその段階のときは、幸福の科学で説かれている「与える愛」の教えも、実践できませんでした。

そうだったんですか。

それで、幸福の科学の教学を進めるうちに、「空」とは何もないという意味ではなく、「すべてが仏(ほとけ)の光でできているということなんだ」と、「空」の思想の本当の意味がやっと理解できたんですね。 それからは、伝統仏教の教えのなかに”お釈迦様の本心”を見いだしながら学べるようになったので、理解が深まりました。

法要の前には『正心法語』を読誦(どくじゅ)

―お二人は普段、どんな時に『正心法語』を読みますか?

私は基本的に、毎朝起床後に読んでいます。葬儀や法要がある日は、自室で読み込んでから供養に臨(のぞ)むことが多いですね。


僕は毎日とは言えないのですが、両親が幸福の科学の会員だったので、幼いころから日常的に読んでいました。あとは、大きな法要があるときや、”何かしら”の影響を受けているときに読んでいますね。

何かしら?

僕は結構、体調面に霊的な影響が現れるタイプなんです。例えば二十代のころ、お寺の無縁仏さんのお骨(こつ)を安置している場所を掃除していたとき、「かわいそうだなぁ」と思って般若心経を読んであげたんですね。そうしたら、急に肩が重くなってブルブルッと寒気がしてきて、翌日から高熱を出して寝込んでしまいまして。これは、「憑(つ)かれてしまった」なと・・・。

あぁ、なるほどー(笑)

それ以来、無縁仏さんの周辺を掃除するときは『正心法語』のCDをかけるようになりました。すると、そういったことはなくなりました。

私も普段、庫裏(くり)の自室で『正心法語』のCDをかけています。

あと、毎月お寺で参禅会を開く前に、本堂で『正心法語』のCDを流しておくようにしています。お寺にはお墓もあるので、磁場が良いかは怪しい部分があるので(笑)

そうですね(笑)

CDをかけるようになったところ、参禅会で思いがけない方との縁をいただいたり、檀家(だんか)さん以外の方も来てくださるようになったりと、良い磁場ができて、良いご縁を引き寄せてるのかなと思うことはあります。

―他宗については、どのようにとらえていますか?

幸福の科学の教えは、仏教のみならず他の宗教まで包含しているので、よその宗派やキリスト教とかも含めて、他宗への偏見はないですね。 だから私自身、幸福の科学の教えに帰依しつつも、伝統仏教の僧侶を両立できています。

そうですね。他宗に対して「それぞれ、宗派ごとの良さがあるんだろうな」って、肯定的に考えられます。

江戸時代のお坊さんの本などを読むと、曹洞宗(そうとうしゅう)のお坊さんが臨済宗(りんざいしゅう)で修行したりと、宗派を超えた交流はあったみたいですね。

曹洞宗の僧侶が、臨済宗のお寺の開山になったという話も聞いています。

それが、戦後あたりから宗派ごとの分裂が加速してしまったように感じます。

うーん。

江戸時代や明治時代には、「宗派を超えて共通するお釈迦様の教えを学ぼう」という”通仏教(つうぶっきょう)”という考えもあったのですが、現代では失われてしまいました。そのため、どこも他宗から学ぶことが無くなり、教学が頭打ちになっているように感じます。

残念ですね。

そこに、『正心法語』や幸福の科学の教えが入ることで、仏教界全体が底上げされると思います。だからこそ、幸福の科学の信仰を持っている僧侶の責任は大きいと感じています。 常に、自らを磨きつつ頑張っていきたいですね。

そうですね。たとえ仏教の僧侶としては幸福の科学の教えをストレートに出せなくとも、宗教的なことを語れる立場にいるので、縁ある方々の救済の一助にはなれるのかなと思います。

本当にそうですね。

それに、伝統仏教の僧侶にも真理が分からずに苦しんでいる方が多いと思うので、そうした方々にもお伝えできるよう努力していきたいです

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