長年唯物論者だったという、アメリカ在住のA・Mさん。初めての子供が生まれ、喜びでいっぱいだった彼の家庭に、突然悲劇が襲います。その悲しみを克服し、幸福な人生を歩み始めるまでの心の軌跡を聞きました。
A・Mさん(アメリカ)
月刊「幸福の科学」371号より転載・編集)

体験談唯物論者だった男性がたどり着いた真実の世界観とは―

1985年、私はアメリカ・ロサンゼルスに、5人兄弟の末っ子として生まれました。幼いころは、両親に連れられて教会に行くこともありましたが、牧師の説教中に居眠りをしているような子供でした。

その後、コロンビア大学院に進学。理系の学問を学ぶうち、「神」や「死後の世界」といった〝非科学的なこと〞は信じず、唯物論的な考えを持つようになっていったのです。

卒業後は、医薬品の物流会社に就職し、管理職を任されるように。そして26歳のときに、大学時代に知り合ったSと結婚。6年後の2017年4月には、待望の息子・Tが誕生しました。

私たちは、子育ての準備をしっかり整えていたので、すべてが順調でした。そのときはまだ、この幸せがずっと続いていくものと思っていたのです。

突然の異変

Tが生後1カ月になったある日。
「うぅ……、うぅ……」

お昼寝から目覚めたTが、突然うめき声を上げ始めたのです。
「T! どうしたんだ!」

異変を感じ、私と妻は、息子を連れて救急病院へと急ぎました。

さまざまな検査を受けた結果、告げられた病名は「腸回転異常症」。人の腸は、母親の胎内で育っていく間に、回転しながら固定されるそうですが、その成長過程で異常が発生する病気だということでした。

さらに、腸捻転(ちょうねんてん)という腸がねじれる症状も併発していたため、緊急手術を行うことに……。

(どうか手術が成功しますように……)

私たちは祈るような気持ちで、手術が終わるのを待ちました。しかし―。

「腸の大部分が壊死(えし)しているので、生命維持装置がなければ生存できない状態です。今後、息子さんが回復する見込みはありません。もし望まれるなら、生命維持装置を外(はず)すこともできますが……」

「そんな! 昨日まであんなに元気だったのに……」

私と妻は、長い時間をかけて話し合いました。しかしこれ以上、Tの苦痛を長引かせることはできない―。

苦しみ抜いた末、私たちは、最愛の息子の体から生命維持装置を外すという苦渋の決断をしたのです。

Tは、たった1カ月の短い人生を終え、息を引き取りました。

(これは正しい選択だったんだろうか……。どうしてこんな目に遭わなきゃならないんだ―)

これから家族3人で、たくさんの思い出をつくり、幸せな家庭を築いていくはずでした。

後から後から、涙があふれてきます。私たちは悲しみに暮れ、やり切れない思いが、心のなかで渦巻きました。

医師から手渡された書籍

息子を亡くして数日後、私と妻は、自宅近くのかかりつけ医師の診療所を訪ねました。

息子の死を伝えると、彼はとても驚いていましたが、すぐに一冊の書籍を取り出し、私たちに手渡したのです。その表紙には『永遠の法』(※1)と書かれていました。

(永遠の法……? 何の本だろう?)
(※1)英語版『永遠の法』(The Nine Dimensions) 大川隆法 著 幸福の科学出版刊

「息子さんを亡くされて、おつらいでしょう。でも、人生は霊的な視点で見なければ分からないことがあります。人がこの世に生まれてくるのは、さまざまな経験を通して、魂を磨くためなんですよ。人生の苦難が、実は成長の機会でもあるんです」

(魂……?)

私はなぜか、医師が語ったその話を、以前にも聞いたことがあるような気がしました。そして帰宅するとすぐに、その書籍を読み始めたのです。

「人間のほんとうの生命体というものは、何万年、何十万年、何百万年、何千万年、さらには何億年にもわたって、生き通しの生命なのです。(中略)魂というものは、あるいは人間の本質というものは、永遠の旅人なのです。それが実態であると言えます」

そこには、人間の本質が魂であることや、人はなぜ生まれてくるのか、死後どのような世界に還(かえ)るのかなど、人生の疑問に対する答えが、明確に書かれていました。

(肉体が亡くなっても、Tは魂として生き続けてるってことか……)

神や霊を信じていなかった私の胸の内から、なぜだか、温かいものが込み上げてくるのを感じました。妻もその書籍を読み、内容に驚きつつも感動しているようでした。

(死ねばすべて終わりだと思っていた。でもそれは、間違ってたのかもしれない……)

数週間後、私たちは書籍の巻末を見て、ハッピー・サイエンス(幸福の科学)のロサンゼルス支部を訪ねてみました。

出迎えてくれた支部長に、『永遠の法』を読んだことを伝えると、支部長はハッピー・サイエンスの教えについて、いろいろと説明してくれました。そして息子を亡くしたことを打ち明けると、親身になって私たちの悲しみを受け止め、励ましてくれたのです。

「もっとこの教えを学んでみようか」

私たち2人は、その日、ハッピー・サイエンスのメンバーになりました。

最高のギフトを届けたい

↑ ロサンゼルス支部で、仲間と学びを深めるM夫妻

それからというもの、私たちは大川総裁の書籍を次々と学び、週末は支部での礼拝や行事に参加するように。そうして仏法真理(※2)を学ぶうち、私は次第に性格が穏やかになり、心の平和を感じることが増えていきました。

以前は、職場などで理不尽なことがあると、納得できずに白黒つける性格でしたが、「多様な価値観を受け入れ、他の人を理解することが大切」という教えを学んだことで、周りの人々に自然と寛容な心を持てるように変わったのです。

また、入信したときにいただいた経文を、夫婦で朝晩読むことが習慣になりました。長い間、霊的なことを信じずに生きてきた私ですが、お祈りをすると、天上界の光に包まれているような感覚になるのです。

とても心が安らぎ、今では欠かすことのできない、大切な時間になっています。

そうした信仰生活を送るうち、いつも胸の中にあった息子を失った悲しみが、次第に和らぎ、癒やされていったのです。

(Tの魂にとっても、今世は短い人生を送ることに、大切な意味があったのかもしれない。僕たちもつらかったけど、人間として成長することができた。人生の出来事は、すべて意味があるんだ。この教えを皆に伝えたい―)

今までの私は、他の人に関心を持たず、コミュニケーションを取るのも苦手でした。しかし、息子の死を経験したことで、周りの人の苦しみにも気づくようになり、悩みを抱えている人がいたら自分から声をかけたり、相談に乗ったりできるようになったのです。

また、妻や支部の仲間とともに布教誌配布をしたり、知人に真理の書籍をプレゼントしたりと、教えを弘める活動も行うようになりました。毎日の生活のなかで、他の人の幸せを願って行動することが増えるにつれて、これまでにない深い幸福感に満たされるようになったのです。

ハッピー・サイエンスとの出合いがなければ、私は未だに、「神などいない」「あの世などない」と、盲目的な人生を送っていたことでしょう。今思えば、とても小さな世界観のなかで生きていたのだと感じます。

しかし真理を知った今は、これまでとは比べ物にならないほど広く豊かな世界に生きている喜びを感じます。

この信仰に出合うきっかけをくれたことが、息子からの何よりのギフトだと思っています。そしてこれからは私が、一人でも多くの方にこのギフトを届け、幸福の輪を広げていきます。

仏法真理をお説きくださる主エル・カンターレ(※3)に心からの感謝を捧げます。

(※2)人間を幸福に導く神仏の教え。人類に共通する普遍的なルール。
(※3)幸福の科学の信仰対象である地球神

書籍で学ぶ伝道は、人々を正しい道に導く愛

『不滅の法』(大川隆法 著/幸福の科学出版)第1章 世界宗教入門/「あの世はない」ことを証明できた人は、過去、一人もいないより抜粋したメッセージ

「あの世はない」ことを証明できた人は、過去、一人もいない

「正しい道に入る」とは、どういうことでしょうか。
「あの世がある」という世界観と、「あの世はない」という世界観とがあり、「この二つの選択肢のうち、どちらを選ぶか」ということには、賭けのような面があるかもしれません。

しかし、私は、2010年には、百数十人の霊人の言葉を公開霊言などで紹介し、霊言集を含む著書を一年間に50冊以上も刊行して、霊界の存在に関する数々の証明を行いました。「死後、霊天上界に還り、生前と同様の個性を持ったまま、この世の人たちを指導しようとしている人たちが、現に存在している」ということを、公開の場で数多く証明してきたのです。

これに対して、「信じるか、信じないか」ということは各人の自由ですが、少なくとも、百数十人の個性と、その教えの違いとを瞬時に使い分けられる人が、この世に存在するとは私には思えません。

「あの世があり、死後の世界がある」ということの証拠は、いくらでも出すことができます。私は、それを今も出し続けていますし、今後も出すことができます。しかし、「あの世はなく、死後の世界はない。人間は魂ではない」ということを証明できた人は、過去、一人もいません。それを私は指摘しておきたいのです。

あの世や魂の存在について、「私は信じない」と述べた人は大勢います。それは、「信仰心を持っていない」という意味での信仰告白を、個人的にしているだけなのですが、その害毒によって数多くの人を迷わせています。

しかし、「あの世の世界の存在を、まじめに真剣に訴えかけている人もいる」ということを、どうか忘れないでいただきたいと思います。その仕事が、みなさんが知っている数千年の歴史の中における、宗教家の尊い仕事だったのです。

「今、宗教家は本来の姿を取り戻さなければならない」と私は思っています。

この世に生きているかぎり、目には見えない霊的世界、あの世の世界を信じるのは難しいことですし、それを人々に信じさせる仕事も難しいことです。その難しい仕事をなしているのが宗教家です。宗教家は、本来、人々から尊敬されるような立場にいなければいけないのです。

日本人が、教育やマスコミ宣伝などによって、宗教を悪しきもののように何十年も教え込まれていたならば、その壁を破るのも、また、私たち幸福の科学の仕事であると思っています。

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