守りの具体化―大川隆法総裁 心の指針184―

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大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の布教誌月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。

月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2020年4月号でもご覧いただけます。

今月の「心の指針」では、仕事や心の面での「守り」のポイントが具体的に示されました。こうした項目を心がけると、人生がどのように変わっていくのでしょう?幸福の科学 新宿精舎 の千色英才(ちいろえいさい)館長に聞きました。

千色 英才(ちいろ えいさい)

新宿精舎 館長(兼)研修局長

1957年、福島県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。大手電機機器メーカー勤務を経て、91年幸福の科学に奉職。ニューヨーク支部長、ハワイ精舎館長、総本山・日光精舎館長等を歴任し、2019年7月より現職。

今回「守りの具体化」として説かれた項目は、私たちの人生を最大限に輝かせる基礎であり、「心の隙をなくす修行」でもあると思いました。

感謝の不足が招いた失敗

私は幸福の科学出家して間もなく、ニューヨーク支部 に配属されました。しかし次第に、本部からの指示に反発する気持ちが湧いてきて、支部の人間関係も上手くいかなくなってしまったのです。日本に呼び戻され、上司の下で反省行に取り組むことになりましたが、1週間経ってもなかなか反省できませんでした。

もう諦めようと思った時、ふと、「今まで両親に感謝を伝えていなかったな」と気づいたんです。そこで電話ボックスから福島の実家に電話をかけ、「お父っつぁん、おっ母さん。育ててくれてありがとう」と伝えました。すると母には「具合でも悪いのか?」と心配され、父には「親として当たりめぇだ」と言われました。

そのとき、私の胸から“黒いもの”がパッと出て行ったようで、心が軽くなったんです。「自分は親の愛に気づいていなかった」と知って、慢心していた自分を反省できました。それを機に、上司や周りの方への感謝も強まり、再び支部に戻った後も、人間関係が良好になりました。私にとって両親への反省と感謝が、すべての気づきの原点になったのです。

悪霊を退ける守りの具体化

思えば、胸から出た“黒いもの”は、私の慢心が呼び込んだ「悪霊(あくれい)」だったのでしょう。悪霊とは、「心の隙」に付け込み、悪い影響を与える霊のことです。悪霊に憑(つ)かれると、普段なら感情を抑えられる場面でも“アクセル”を踏んで、もっと人を憎んだり、自分を責めたりしてしまいます。そこで、きちんと“ブレーキ”を踏み、心を統御できるようになると、心が安らいで幸福になります。

「守りの具体化」で示された項目は、自分を輝かせながら、他の人と共存共栄していく生き方であると思います。またそれは、悪霊を退け、「天使の心」に近づいていく心構えでもあります。実践のなかで、今月の指針は皆さまの「宝」になるでしょう。


本内容は、月刊「幸福の科学」第398号より転載し、編集を加えたものです。

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