何をしたら地獄に堕ちるのか―正しく生きることのすすめ―【霊的世界のほんとうの話】
(最終更新: )
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天国・地獄の話は、誰でも一度は聞いたことがあると思います。それこそ、風景は多少異なるにしても世界中で語られています。
それはなぜでしょうか。天国や地獄は、単なる昔話や訓話ではなく実在するからです。
しかし、現代ではそれを信じず「楽しければそれでいい」と思って日々を過ごし、死後、地獄に堕ちている人が後を絶ちません。
何をしたら地獄に堕ちるのか、神様が示す善悪の基準についてお届けします。
地獄の不思議Q&A
Q.神様はどうして地獄をつくったの?
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A.神様ではなく、人間がつくりました。
人は魂の親である神様を目指して転生輪廻(人生修行)しています。
ですがその過程で道を誤る人が増え低位霊界が発生、その後、七大天使の1人であったルシフェルが転落して悪魔となり本格的な地獄ができました。
詳しくはコチラ
Q.どれくらいの人たちが地獄に堕ちているの?
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A.半数以上が堕ちています。
現代では無神論・唯物論が広がり、自分勝手に生きて地獄に堕ちる人が増えています。
そのため地球神エル・カンターレは地上にメシアを送り、自らも降臨して救世活動を行っています。
詳しくはコチラ
Q.犯罪を犯さなければ地獄には堕ちない?
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A.いいえ、堕ちないとは限りません。
心が欲望や怒りで満ち、地獄の住人と同じ波長を持っていると、死後、地獄に堕ちます。
また、間違った思想を広めた人も深い地獄に堕ちます。
現代人が堕ちやすい地獄
具体的にどのようなことをしたら地獄に堕ちるのか、現代人が犯しやすい罪や各地獄の特徴、堕ちないための心構えを紹介します。
血の池地獄
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「神の子」としての尊厳を忘れ、乱れた性生活を送った人が行く地獄です。
女性の子宮を象徴した場所で、「肉体の幸福が人生の幸福ではない」と気づくまで悶え苦しむことになります。
【罪】
(1)性行為を娯楽と捉えた
(2)不倫や二股を続けた
(3)ポルノや風俗店に傾倒
【堕ちないためには】
(1)人間の本質は心と学ぶ
(2)足ることを知る
(3)神様の目を意識する
オススメ経典
畜生(ちくしょう)地獄
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動物的本能のままに生きた人が堕ちる地獄で、自分と似た傾向性を持つ動物の姿になります。
「あの世では自らの心に合った姿が現れ、自らの心に合った世界に行く」と悟るまで出られません。
【罪】
(1)狐のように人を騙した
(2)蛇のように執念深かった
(3)犬のように物を盗った
【堕ちないためには】
(1)反省・瞑想・祈りをする
(2)人を慈しみ大切にする
(3)布施行で執着を去る
オススメ経典
阿修羅(あしゅら)地獄
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暴力や殺人願望のある人、自らの怒りを正当化して周りを裁く人が行きます。
戦争やテロ現場のような破壊と闘争の世界で、嫌気が差すまで争い続けたり、病院で解剖されたりします。
【罪】
(1)口が悪かった
(2)短気ですぐ怒っていた
(3)闘争や暴力を好んだ
【堕ちないためには】
(1)教養をつけ、胆力を養う
(2)悪口を慎み、人の話を聞く
(3)人の悲しみを理解する
オススメ経典
餓鬼(がき)地獄
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お金や物、名誉欲が尽きない人が行きます。
食べ物を手にしても目の前で消える地獄で、「足ることを知る」まで、枯れた地をお腹を空かせながら瘦せ細った体でさまよい続けます。
【罪】
(1)欲望を制御しなかった
(2)ケチだった
(3)もらうことばかり考えていた
【堕ちないためには】
(1)足ることを知る
(2)尊いものに布施をする
(3)「感謝の生活」を送る
オススメ経典
地獄を管理する霊人
地獄が実在するように閻魔(えんま)大王や鬼もあの世には存在して、人びとを教導しています。
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「八大地獄の寒冷地獄を担当しとる」
【巣鴨の閻魔大王】
自らを省(かえり)みず現世利益のみを求める人を地獄に堕としている。元は大和朝廷に滅ぼされた者だという。
オススメ
「巣鴨の閻魔大王の霊言/江戸の中央閻魔大王の霊言(3)」(音声のみ)
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「この世の不正を徹底的に叩き潰す」
【草津赤鬼】
地獄の執行官で、草津に1200年かかわっている。悪さをして逃げ延びた人間の、自覚と反省を促す。
オススメ
「色情地獄論(2)―草津赤鬼 戦慄の啓示」(音声のみ)
地獄での天使の働き
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地獄にいる人も、自らの過ちを反省すると天国に還れます。
神様は「人々を救いたい」と思っているため、天使たちはそれを受け、気づきの機会を与えるために地獄に降りて導いています。
天使は、上記の画像のように地獄にベースキャンプを作り、天国と行き来しています。
悪魔に見つかると襲われる危険もありますが、それでも天使が救済活動をやめることはありません。
私が見てきた地獄界―体験談―
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「悪夢を約10年間、見続けた青春期」N・Oさん(千葉県・10代)
私は小学校から高校までの間、月に1回、地獄に行く夢を見ていました。灰色の町中で鬼に追いかけられて捕まり、金棒を振り下ろされる寸前に目が覚めるんです。「殺される」という恐怖心で毎回、飛び起きていました。
こんな悪夢を見ていたのは父との関係に原因があるのではと思いました。父は暴力や悪口がひどく、私は幼いころから気を張りながら母や妹を守り家事をしていたので、この状況から"逃げられない"という恐怖心が地獄と通じたのかもしれません。
その後、高校のときに祖母から教えてもらった幸福の科学への信仰を持つと、心の拠り所ができ、父とも話し合うことができるようになりました。
それからは、母と妹と安心した毎日を送れるようになり、悪夢を見なくなったんです。心と向き合い、信仰を深める大切さを実感しました。
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「瞑想で見てきた餓鬼地獄」S・Sさん(佐賀県・20代)
昨年、東北・田沢湖正心館で『秘伝・三途の川瞑想』を受けた時のことです。
まず三途の川に行き、川底にある自分の執着を見るのですが、私は銀行の通帳と「愛」と彫られた赤黒い石が見えたんです。結婚できるか不安を抱えつつ貯金をしていたことや、好きな人の愛が欲しくて悩んでいた私の執着を現しているのだと気づきました。
その後、餓鬼地獄に行くと、餓鬼霊に取り憑かれた女性のイラストが出てきて、高級コスメを買う自分と重なりました。綺麗になりたいけれどなれなくて、求めれば求めるほど塩水を飲むような渇きを感じてコスメが欲しくなっていたんです。
この満たされない心があると餓鬼地獄につながるのだとハッとしました。
研修後は、執着していた男性への熱も冷めて、人から愛を貰いたいという思いが減りました。
最後に
「今、心が地獄なら、死ねば地獄へ堕ちる。今、心が天国なら、死後、天国に行く。菩薩の心を持っている人なら、菩薩の世界に還るだろう」ということです。
そのように、「今、生きている自分の心のあり方と、死後に行く所とは同じ」であり、この世とあの世を貫いて一貫しているのです。
人は死ぬと生前の行いだけではなく、心で思ったことも含めて判定され、天国行きか、地獄行きかが決まります。
現代には数多くの価値観があふれていますが、神様が人間に求める天国的な生き方は、いつの時代も変わりません。
善悪の違いを知って、この世でもあの世でも幸福な人生を歩みましょう。
この記事は、 月刊「ヤング・ブッダ」 No.219より転載し、編集を加えたものです。
PICK UP
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